関数 $y = \frac{\sqrt{x}}{\sqrt[3]{x}}$ の導関数 $y'$ が $y' = \frac{1}{a\sqrt[6]{x^5}}$ と表されるとき、$a$ の値を求める問題です。

解析学微分導関数冪関数関数の微分
2025/7/18

1. 問題の内容

関数 y=xx3y = \frac{\sqrt{x}}{\sqrt[3]{x}} の導関数 yy'y=1ax56y' = \frac{1}{a\sqrt[6]{x^5}} と表されるとき、aa の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、関数 yy を簡単にします。
y=xx3=x12x13=x1213=x3626=x16y = \frac{\sqrt{x}}{\sqrt[3]{x}} = \frac{x^{\frac{1}{2}}}{x^{\frac{1}{3}}} = x^{\frac{1}{2} - \frac{1}{3}} = x^{\frac{3}{6} - \frac{2}{6}} = x^{\frac{1}{6}}
次に、yyxx で微分します。
y=ddx(x16)=16x161=16x1666=16x56=16x56y' = \frac{d}{dx} (x^{\frac{1}{6}}) = \frac{1}{6} x^{\frac{1}{6} - 1} = \frac{1}{6} x^{\frac{1}{6} - \frac{6}{6}} = \frac{1}{6} x^{-\frac{5}{6}} = \frac{1}{6 x^{\frac{5}{6}}}
x56x^{\frac{5}{6}}x56\sqrt[6]{x^5} と書けるので、
y=16x56y' = \frac{1}{6\sqrt[6]{x^5}}
問題文より、y=1ax56y' = \frac{1}{a\sqrt[6]{x^5}} なので、
ax56=6x56a\sqrt[6]{x^5} = 6\sqrt[6]{x^5}
したがって、a=6a=6

3. 最終的な答え

6

「解析学」の関連問題

問題は、関数 $g(x) = x^2 - 2x + 2$ で定義される曲線 C と、C 上の点 P(t, g(t)) における接線 l について、いくつかの値を求めるものです。 また、関数 $h(x)...

微分積分接線面積関数の最大最小
2025/7/25

$x^3-3x^2+3=k$ の解に関する問題です。$f(x)=x^3-3x^2+3$ とし、kの値によって実数解の個数や範囲が変わります。

三次関数微分極値方程式の解グラフ
2025/7/25

$\lim_{x \to \infty} \frac{x}{e^x}$ を求めよ。

極限ロピタルの定理指数関数
2025/7/25

$\lim_{x \to -\infty} \frac{x}{e^x}$ の極限を求める問題です。

極限ロピタルの定理指数関数
2025/7/25

与えられた極限 $\lim_{x \to +0} \frac{(\log x + 1)^2}{4x}$ を計算します。ここで $\log x$ は自然対数とします。

極限自然対数ロピタルの定理
2025/7/25

定積分 $\int_{1}^{2} 3x^2 dx$ を計算してください。

定積分不定積分微積分学の基本定理arctan
2025/7/25

与えられた極限値を求めます。問題は以下の通りです。 $\lim_{x \to +0} \frac{\log x}{x}$ ここで、$\log x$ は自然対数(底が $e$ の対数)を表します。

極限自然対数発散ロピタルの定理
2025/7/25

$a$ を正の定数とする。曲線 $x = a(\theta - \sin\theta), y = a(1 - \cos\theta)$ $(0 \leq \theta \leq 2\pi)$ 上の点P...

パラメータ表示法線極限微分
2025/7/25

曲線 $C: y = x^3 - kx$ 上の点 $A(a, a^3 - ka)$ における接線 $l_1$ を引く。$l_1$ と $C$ の $A$ 以外の交点を $B$ とする。点 $B$ にお...

接線微分関数の最大最小不等式
2025/7/25

次の極限を計算します。 $\lim_{x \to 0} \frac{-x^2 + \sinh^2(2x)}{4\sinh^2(x)}$

極限ロピタルの定理双曲線関数テイラー展開
2025/7/25