定積分 $\int_{1}^{2} 3x^2 dx$ を計算してください。

解析学定積分不定積分微積分学の基本定理arctan
2025/7/25
## 問題Bの1(1)

1. 問題の内容

定積分 123x2dx\int_{1}^{2} 3x^2 dx を計算してください。

2. 解き方の手順

まず、3x23x^2 の不定積分を求めます。
xnx^n の不定積分は xn+1n+1\frac{x^{n+1}}{n+1} であることを利用すると、
3x23x^2 の不定積分は 3x2+12+1=3x33=x33 \cdot \frac{x^{2+1}}{2+1} = 3 \cdot \frac{x^3}{3} = x^3 となります。
次に、定積分の定義より、不定積分に積分範囲の上端と下端の値を代入し、その差を計算します。
したがって、
123x2dx=[x3]12=2313=81=7\int_{1}^{2} 3x^2 dx = [x^3]_{1}^{2} = 2^3 - 1^3 = 8 - 1 = 7

3. 最終的な答え

7
## 問題Bの1(2)

1. 問題の内容

定積分 0π2cosxdx\int_{0}^{\frac{\pi}{2}} \cos x dx を計算してください。

2. 解き方の手順

cosx\cos x の不定積分を求めます。
cosx\cos x の不定積分は sinx\sin x です。
次に、定積分の定義より、不定積分に積分範囲の上端と下端の値を代入し、その差を計算します。
したがって、
0π2cosxdx=[sinx]0π2=sinπ2sin0=10=1\int_{0}^{\frac{\pi}{2}} \cos x dx = [\sin x]_{0}^{\frac{\pi}{2}} = \sin \frac{\pi}{2} - \sin 0 = 1 - 0 = 1

3. 最終的な答え

1
## 問題Bの1(3)

1. 問題の内容

定積分 1212xdx\int_{1}^{2} \frac{1}{2\sqrt{x}} dx を計算してください。

2. 解き方の手順

まず、積分を少し変形します。
1212xdx=1212x12dx\int_{1}^{2} \frac{1}{2\sqrt{x}} dx = \frac{1}{2}\int_{1}^{2} x^{-\frac{1}{2}} dx
x12x^{-\frac{1}{2}} の不定積分を求めます。
xnx^n の不定積分は xn+1n+1\frac{x^{n+1}}{n+1} であることを利用すると、
x12x^{-\frac{1}{2}} の不定積分は x12+112+1=x1212=2x\frac{x^{-\frac{1}{2}+1}}{-\frac{1}{2}+1} = \frac{x^{\frac{1}{2}}}{\frac{1}{2}} = 2\sqrt{x} となります。
したがって、1212x12dx=12[2x]12=[x]12=21=21\frac{1}{2}\int_{1}^{2} x^{-\frac{1}{2}} dx = \frac{1}{2} [2\sqrt{x}]_{1}^{2} = [\sqrt{x}]_{1}^{2} = \sqrt{2} - \sqrt{1} = \sqrt{2} - 1

3. 最終的な答え

21\sqrt{2} - 1
## 問題Bの1(4)

1. 問題の内容

定積分 1311+x2dx\int_{1}^{\sqrt{3}} \frac{1}{1+x^2} dx を計算してください。

2. 解き方の手順

11+x2\frac{1}{1+x^2} の不定積分を求めます。
11+x2\frac{1}{1+x^2} の不定積分は arctanx\arctan x です。
次に、定積分の定義より、不定積分に積分範囲の上端と下端の値を代入し、その差を計算します。
したがって、
1311+x2dx=[arctanx]13=arctan3arctan1=π3π4=4π3π12=π12\int_{1}^{\sqrt{3}} \frac{1}{1+x^2} dx = [\arctan x]_{1}^{\sqrt{3}} = \arctan \sqrt{3} - \arctan 1 = \frac{\pi}{3} - \frac{\pi}{4} = \frac{4\pi - 3\pi}{12} = \frac{\pi}{12}

3. 最終的な答え

π12\frac{\pi}{12}
## 問題Bの2(1)

1. 問題の内容

関数 f(x)f(x) が連続であるとき、ddxaxf(t)dt\frac{d}{dx} \int_{a}^{x} f(t) dt を求めてください。

2. 解き方の手順

微積分学の基本定理を用いると、
ddxaxf(t)dt=f(x)\frac{d}{dx} \int_{a}^{x} f(t) dt = f(x)

3. 最終的な答え

f(x)f(x)
## 問題Bの2(2)

1. 問題の内容

関数 f(x)f(x) が連続であるとき、ddxax2f(t)dt\frac{d}{dx} \int_{a}^{x^2} f(t) dt を求めてください。

2. 解き方の手順

合成関数の微分と微積分学の基本定理を用いると、
u=x2u = x^2 とおくと、
ddxax2f(t)dt=dduauf(t)dtdudx=f(u)dudx=f(x2)(2x)=2xf(x2)\frac{d}{dx} \int_{a}^{x^2} f(t) dt = \frac{d}{du} \int_{a}^{u} f(t) dt \cdot \frac{du}{dx} = f(u) \cdot \frac{du}{dx} = f(x^2) \cdot (2x) = 2x f(x^2)

3. 最終的な答え

2xf(x2)2x f(x^2)

「解析学」の関連問題

区分関数 $f(x)$ が与えられており、 $f(x) = \begin{cases} 2x^2 - 8ax + 3 & (x \le 1) \\ \log_a x & (x > 1) \end{ca...

微分単調減少対数関数区分関数
2025/7/25

(1) 関数 $f(x) = e^x - \sin(x)$ のマクローリン展開を3次まで求めよ。 (2) (1)で求めたマクローリン展開を$g(x)$とおく。関数$g(x)$の増減、凹凸を調べ、曲線$...

マクローリン展開関数の増減関数の凹凸グラフの概形
2025/7/25

(3) $\int \frac{x+5}{(x-1)(x+2)} dx$ を計算し、$\log$ の形で表された結果の空欄を埋める。 (4) $\lim_{x \to 2} \frac{1}{x-2}...

積分部分分数分解極限ロピタルの定理
2025/7/25

与えられた4つの積分・極限の問題を解き、空欄を埋める問題です。 (1) $\int \frac{dx}{(5x+3)^2} = \frac{\boxed{ア}}{\boxed{イウ}x + \boxe...

積分極限置換積分部分積分ロピタルの定理
2025/7/25

与えられた問題は、極限、級数の和、微分の計算問題です。具体的には、以下の内容を計算します。 * 問題1.1:極限の計算 * (1) $\lim_{x \to 1} \frac{x^3 ...

極限級数微分合成関数の微分積の微分商の微分
2025/7/25

$\lim_{x \to 0} \frac{\tan x - \sin x}{x^3}$ を求めよ。

極限三角関数テイラー展開
2025/7/25

次の極限を計算する問題です。ここで、$a>0$ です。 $$ \lim_{x \to 0} \frac{\log(x+a) - \log a}{x} $$

極限対数ロピタルの定理
2025/7/25

$\lim_{x \to 0} \frac{a^x - 1}{x}$ (ただし、$a > 0$ かつ $a \neq 1$) を計算します。

極限指数関数対数関数微分ロピタルの定理
2025/7/25

次の不定積分を求めよ。ただし、数値は半角数字で入力すること。 $\int \frac{\sin x}{3-3\cos x -2\sin^2 x} dx$ の不定積分を求め、 $\log|\frac{\...

不定積分三角関数置換積分部分分数分解
2025/7/25

不定積分 $\int \frac{\cos x}{5 - \cos 2x - 6 \sin x} dx$ を求めよ。結果は $\frac{1}{ア} \log \left| \frac{イ - \si...

積分不定積分三角関数部分分数分解置換積分
2025/7/25