$x^3-3x^2+3=k$ の解に関する問題です。$f(x)=x^3-3x^2+3$ とし、kの値によって実数解の個数や範囲が変わります。

解析学三次関数微分極値方程式の解グラフ
2025/7/25

1. 問題の内容

x33x2+3=kx^3-3x^2+3=k の解に関する問題です。f(x)=x33x2+3f(x)=x^3-3x^2+3 とし、kの値によって実数解の個数や範囲が変わります。

2. 解き方の手順

(1)
まず、k=3k=3 のときの方程式を解きます。x33x2+3=3x^3-3x^2+3=3 より x33x2=0x^3-3x^2=0x2(x3)=0x^2(x-3)=0 となり、x=0,3x=0,3 となります。x=0は重解です。
次に、f(x)=x33x2+3f(x)=x^3-3x^2+3 の導関数を求めます。f(x)=3x26xf'(x)=3x^2-6x となります。
f(x)=0f'(x)=0 となるのは 3x26x=03x^2-6x=03x(x2)=03x(x-2)=0 より、x=0,2x=0,2 です。
f(x)f(x)x=0x=0で極大値を、x=2x=2で極小値をとります。
y=f(x)y=f(x)y=ky=kのグラフの共有点のx座標が方程式の実数解なので、方程式が異なる3つの実数解をもつのは、極大値と極小値の間、f(2)<k<f(0)f(2) < k < f(0)のときです。
f(0)=3,f(2)=23322+3=812+3=1f(0)=3, f(2)=2^3-3*2^2+3=8-12+3=-1なので、 1<k<3-1<k<3となります。
(2)
3つの実数解のうち二つが1より小さいということは、グラフからf(2)<k<f(1)f(2)<k<f(1)である必要があります。
f(1)=13+3=1f(1)=1-3+3=1なので、1<k<1-1 < k < 1となります。
f(x)=kf(x)=kの解のうち最大のものをα\alphaとすると、1<α<31 < \alpha < 3です。

3. 最終的な答え

* ア:0
* イ:3
* ウ:3
* エ:6
* オ:0
* カ:2
* キ:0
* ク:-1
* ケ:
* コ:3
* サ:-1
* シ:1
* ス:1
* セ:1

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