正方形ABCDの辺CD上に点Eがあり、辺BCの延長上にCF=CEとなる点Fがあります。BEの延長とDFとの交点をGとするとき、$\angle DEG = \angle DFC$ であることを証明します。
2025/4/3
## 問題62
1. 問題の内容
正方形ABCDの辺CD上に点Eがあり、辺BCの延長上にCF=CEとなる点Fがあります。BEの延長とDFとの交点をGとするとき、 であることを証明します。
2. 解き方の手順
* 正方形の性質より、です。また、CD=BCです。
* より、は直角二等辺三角形です。したがって、です。よって、となります。
* とにおいて、
* (正方形の辺)
*
* (仮定)
したがって、2辺とその間の角がそれぞれ等しいので、です。
* より、です。
* であり、なので、となります。ここでなので、ではありません。
* よりです。
* について考えます。です。です(対頂角)。よって。
* を含むを考えます。四角形DEBCFについて考えます。です。
* ここで、ではないです。は間違いです。
* なので、を示すにはを示す必要があります。
* とは合同なので、が成り立ちます。
* よりです。
*
* 一方、ではありません。
* より、 である。である。
* を考えると、である。
* (対頂角)である。
* を考えると、である。
* より、である。
* である。
3. 最終的な答え
(証明)
正方形において、かつである。また、よりは直角二等辺三角形なので、である。
とにおいて、, , より、2辺とその間の角がそれぞれ等しいので、である。
したがって、となる。
(対頂角)なので、を示せば良い。
において、であり、においてである。
かつであり、であることから、が成り立つ。
## 問題63(1)
1. 問題の内容
三角形ABCの辺上の3点D, E, Fで円Oが接するとき、BD=BEであることを証明します。
2. 解き方の手順
* 円Oは辺ABと点Dで接し、辺BCと点Eで接するので、OD AB、OE BCとなります。
* BOはの二等分線である。
* とにおいて、
*
* OD = OE (円Oの半径)
* OBは共通
したがって、斜辺と他の1辺がそれぞれ等しいので、です。
* よって、BD = BEとなります。
3. 最終的な答え
(証明)
円Oは辺ABと点Dで接し、辺BCと点Eで接するので、OD AB、OE BCである。
とにおいて、
, OD = OE, OBは共通より、斜辺と他の1辺がそれぞれ等しいので、である。
したがって、BD = BEである。
## 問題63(2)
1. 問題の内容
AB=5cm, BC=6cm, CA=4cmのとき、(1)の結果を利用してADの長さを求めます。
2. 解き方の手順
* (1)の結果より、BD=BEです。同様に、AF=AD、CE=CFです。
* BD = x とおくと、BE = x です。
* AD = AB - BD = 5 - x
* CE = BC - BE = 6 - x
* AF = AC - CF = 4 - CE = 4 - (6 - x) = x - 2
* AF = AD なので、5 - x = x - 2
* 2x = 7
* x = 3.5
* AD = 5 - x = 5 - 3.5 = 1.5
3. 最終的な答え
AD = 1.5 cm