図のような四角形ABCDがあり、AB = 4cm、BC = 8cmです。点Aから辺BCに下ろした垂線とBCとの交点をEとし、BE = 2cmとします。このとき、以下の値を求める問題です。 (1) △ABEの面積、ACの長さ、∠ABCの角度 (2) ∠ABCの二等分線が辺AD, 線分ACと交わる点をそれぞれF, Gとする。線分ACと線分DEの交わる点をHとしたとき、AH:HC, BFの長さ、△AGFの面積、AG:HC

幾何学図形三角形四角形面積角度三平方の定理三角比角の二等分線の定理余弦定理
2025/4/11
はい、承知いたしました。問題の解き方を以下に示します。

1. 問題の内容

図のような四角形ABCDがあり、AB = 4cm、BC = 8cmです。点Aから辺BCに下ろした垂線とBCとの交点をEとし、BE = 2cmとします。このとき、以下の値を求める問題です。
(1) △ABEの面積、ACの長さ、∠ABCの角度
(2) ∠ABCの二等分線が辺AD, 線分ACと交わる点をそれぞれF, Gとする。線分ACと線分DEの交わる点をHとしたとき、AH:HC, BFの長さ、△AGFの面積、AG:HC

2. 解き方の手順

(1)
* △ABEの面積:
△ABEは直角三角形なので、面積は 12×BE×AE\frac{1}{2} \times BE \times AE で求められます。
AE=AB2BE2=4222=164=12=23AE = \sqrt{AB^2 - BE^2} = \sqrt{4^2 - 2^2} = \sqrt{16 - 4} = \sqrt{12} = 2\sqrt{3}
△ABEの面積 = 12×2×23=23\frac{1}{2} \times 2 \times 2\sqrt{3} = 2\sqrt{3}
* ACの長さ:
△AECは直角三角形なので、AC=AE2+EC2AC = \sqrt{AE^2 + EC^2}で求められます。
EC=BCBE=82=6EC = BC - BE = 8 - 2 = 6
AC=(23)2+62=12+36=48=43AC = \sqrt{(2\sqrt{3})^2 + 6^2} = \sqrt{12 + 36} = \sqrt{48} = 4\sqrt{3}
* ∠ABCの角度:
sin∠ABC = AEAB=234=32\frac{AE}{AB} = \frac{2\sqrt{3}}{4} = \frac{\sqrt{3}}{2}
よって、∠ABC = 6060^\circ
(2)
* AH:HC
BFは∠ABCの二等分線なので、角の二等分線の性質より
AF:FC = AB:BC = 4:8 = 1:2
平行線の錯角より、∠BFA=∠CBF、∠AFB=∠CFBなので、
∠ABF=∠CBFとなる。
よって、AB:BC= AF:CF=4:8=1:2
また、DE//BCなので、AH:HC = AF:FB = 1:2
* BFの長さ
△ABFにおいて、余弦定理より、
AF=13AC=433AF = \frac{1}{3}AC = \frac{4\sqrt{3}}{3}
BF2=AB2+AF22ABAFcosBAFBF^2 = AB^2+AF^2-2*AB*AF*cos∠BAF
BAF=BAC∠BAF = ∠BACなので
cosBAC=ABAC=443=33cos∠BAC = \frac{AB}{AC}=\frac{4}{4\sqrt{3}} = \frac{\sqrt{3}}{3}
BF2=42+(433)22443333=16+163323=16163=323BF^2 = 4^2+(\frac{4\sqrt{3}}{3})^2-2*4*\frac{4\sqrt{3}}{3}*\frac{\sqrt{3}}{3} = 16+\frac{16}{3}-\frac{32}{3} = 16-\frac{16}{3} = \frac{32}{3}
BF=323=423=463BF = \sqrt{\frac{32}{3}}=\frac{4\sqrt{2}}{\sqrt{3}}=\frac{4\sqrt{6}}{3}
* △AGFの面積
* AG:HC

3. 最終的な答え

(1)
△ABEの面積: 232\sqrt{3} cm2cm^2
AC: 434\sqrt{3} cm
∠ABC: 6060^\circ
(2)
AH:HC = 1:2
BF = 463\frac{4\sqrt{6}}{3}cm
△AGFの面積:
AG:HC =

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