正方形ABCDの辺CD上に点Eをとり、辺BCの延長上にCF=CEとなる点Fをとる。また、BEの延長とDFとの交点をGとする。このとき、$\angle DEG = \angle DFC$ であることを証明する。

幾何学幾何図形証明合同正方形三角形
2025/4/3

1. 問題の内容

正方形ABCDの辺CD上に点Eをとり、辺BCの延長上にCF=CEとなる点Fをとる。また、BEの延長とDFとの交点をGとする。このとき、DEG=DFC\angle DEG = \angle DFC であることを証明する。

2. 解き方の手順

まず、BCE\triangle BCEDCE\triangle DCEにおいて、
* BC=DCBC = DC (正方形の辺)
* BCE=DCF=90\angle BCE = \angle DCF = 90^\circ (正方形の角)
* CE=CFCE = CF (仮定)
したがって、BCEDCF\triangle BCE \equiv \triangle DCF(二辺夾角相等)。
これにより、CBE=CDF\angle CBE = \angle CDF
次に、DEG\angle DEGについて考える。DEG\angle DEGCGE\triangle CGEの外角なので、
DEG=GCE+CEG\angle DEG = \angle GCE + \angle CEG
また、DFC\angle DFCについて考える。DCF\triangle DCFにおいて、
DFC=180DCFCDF=18090CDF=90CDF\angle DFC = 180^\circ - \angle DCF - \angle CDF = 180^\circ - 90^\circ - \angle CDF = 90^\circ - \angle CDF
一方、CEB=180CEG\angle CEB = 180^\circ - \angle CEGなので、CEG=180CEB\angle CEG = 180^\circ - \angle CEB
GCE=90\angle GCE = 90^\circなので、
DEG=90+(180CEB)=270CEB\angle DEG = 90^\circ + (180^\circ - \angle CEB) = 270^\circ - \angle CEB
さらに、CEB=90CBE\angle CEB = 90^\circ - \angle CBEなので、
DEG=270(90CBE)=180+CBE\angle DEG = 270^\circ - (90^\circ - \angle CBE) = 180^\circ + \angle CBE
DEG\angle DEGについて、DEG+BEG=180\angle DEG + \angle BEG = 180^\circ(一直線)
BEG+CBE+90=180\angle BEG + \angle CBE + 90^\circ = 180^\circ(三角形の内角の和)
したがって、DEG=180(90CBE)=90+CBE=90+CDF=DFC\angle DEG = 180^\circ - (90^\circ - \angle CBE) = 90^\circ + \angle CBE = 90^\circ + \angle CDF = \angle DFC
結論として、DEG=DFC\angle DEG = \angle DFCとなる。

3. 最終的な答え

DEG=DFC\angle DEG = \angle DFC

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