数列 {an} の極限が存在すると仮定し、その極限値を α とします。つまり、limn→∞an=α とします。このとき、limn→∞an+1=α も成り立ちます。 漸化式 an+1=an+7−1 の両辺について、n→∞ の極限を取ると、 \alpha = \sqrt{\alpha + 7} - 1
となります。この式を α について解きます。 まず、両辺に 1 を足すと
\alpha + 1 = \sqrt{\alpha + 7}
両辺を 2 乗すると
(\alpha + 1)^2 = \alpha + 7
展開して整理すると
\alpha^2 + 2\alpha + 1 = \alpha + 7
\alpha^2 + \alpha - 6 = 0
この 2 次方程式を解くと
(\alpha + 3)(\alpha - 2) = 0
したがって、α=−3 または α=2 となります。 しかし、an は正の数列なので、極限値も正である必要があります。したがって、α=2 が適切です。 次に、anが実際に2に収束することを示す必要があります。 まず、an>0であることは明らかです。 a1=3>2 であり、an>2 と仮定すると、 an+1=an+7−1>2+7−1=3−1=2 次に、数列anが単調減少であることを示します. an+1−an=an+7−1−an ここで、f(x)=x+7−1−xと定義すると, f(2)=9−1−2=0 f(3)=10−4<3.2−4<0 となります.
an+1−an<0を示すことは、an+7−1<an を示すことと同値です。 これは、an+7<an+1と言い換えられます。 両辺を二乗すると、an+7<an2+2an+1となり、これはan2+an−6>0と同値です。 an2+an−6=(an+3)(an−2)なので、an>2である限り、an2+an−6>0となります。 したがって、an+1<anです。 有界な単調減少数列は収束するので、数列 {an} は収束します。