10個のデータ 1, 3, 8, 5, 8, a, 3, 7, 7, 1 が与えられ、このデータの平均値が5であるとき、aの値を求め、さらにこのデータの最頻値、中央値、分散をそれぞれ求める問題です。

確率論・統計学平均最頻値中央値分散データ分析
2025/7/18

1. 問題の内容

10個のデータ 1, 3, 8, 5, 8, a, 3, 7, 7, 1 が与えられ、このデータの平均値が5であるとき、aの値を求め、さらにこのデータの最頻値、中央値、分散をそれぞれ求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) a の値を求める
データの平均値が5であることから、データの総和は 10×5=5010 \times 5 = 50 となります。
データの総和は 1+3+8+5+8+a+3+7+7+1=43+a1 + 3 + 8 + 5 + 8 + a + 3 + 7 + 7 + 1 = 43 + a なので、
43+a=5043 + a = 50
a=5043a = 50 - 43
a=7a = 7
(2) 最頻値を求める
与えられたデータ (a = 7 を含む) を小さい順に並べると 1, 1, 3, 3, 5, 7, 7, 7, 8, 8 となります。
最も多く出現する値は7なので、最頻値は7です。
(3) 中央値を求める
データ数が10個なので、中央値は5番目の値と6番目の値の平均になります。
小さい順に並べたデータは 1, 1, 3, 3, 5, 7, 7, 7, 8, 8 なので、5番目の値は5、6番目の値は7です。
したがって、中央値は 5+72=122=6\frac{5 + 7}{2} = \frac{12}{2} = 6 となります。
(4) 分散を求める
まず、各データの平均値からの偏差を求めます。平均値は5なので、偏差はそれぞれ以下のようになります。
1 - 5 = -4
3 - 5 = -2
8 - 5 = 3
5 - 5 = 0
8 - 5 = 3
7 - 5 = 2
3 - 5 = -2
7 - 5 = 2
7 - 5 = 2
1 - 5 = -4
次に、各偏差の二乗を求めます。
(-4)^2 = 16
(-2)^2 = 4
3^2 = 9
0^2 = 0
3^2 = 9
2^2 = 4
(-2)^2 = 4
2^2 = 4
2^2 = 4
(-4)^2 = 16
偏差の二乗の合計を求めます。
16 + 4 + 9 + 0 + 9 + 4 + 4 + 4 + 4 + 16 = 70
分散は、偏差の二乗の合計をデータ数で割ったものなので、
分散 = 7010=7\frac{70}{10} = 7

3. 最終的な答え

a = 7
最頻値 = 7
中央値 = 6
分散 = 7

「確率論・統計学」の関連問題

1から8までの数字が書かれた8個の玉がある。 (1) 8個の玉から2個を選び箱Aに入れる方法は何通りあるか。 (2) 8個の玉から2個ずつ選び箱A, B, Cに入れる方法は何通りあるか。また、箱Aと箱...

組み合わせ場合の数確率
2025/7/18

問題は、大問6の各問いの空欄に当てはまる数を答えるものです。 [1] 1から100までの整数について、(1)2の倍数の個数、(2)2の倍数かつ3の倍数の個数、(3)2の倍数または3の倍数の個数を求める...

場合の数確率組み合わせ順列倍数
2025/7/18

(1)100セットの試行結果から、1の目が15回以上出る確率を計算し、基準となる確率5%と比較して、さいころAの1の目が出やすいかどうかを判断できるかを答える。 (2)別のさいころA'を60回投げたと...

確率統計的検定サイコロ確率分布
2025/7/18

大学生350人に講義X、Yの履修状況を尋ねた。講義Xの履修者と講義X、Yのどちらも履修していない人の比率が3:1で、講義X、Yをともに履修している人は講義Yのみを履修している人の半数だった。講義X、Y...

集合比率条件付き確率
2025/7/18

この問題は、あるサイコロAの1の目が出やすいかどうかを、別のサイコロBを100回投げて得られたデータに基づいて判断する問題です。サイコロAを60回投げたところ、1の目が18回出ました。サイコロBを60...

統計的仮説検定確率度数分布確率分布
2025/7/18

トランプのカードが何枚かあり、以下の3つの発言があります。 P: トランプのカードは全部で12枚ある。 Q: ハートのカードが3枚、ダイヤのカードが4枚、スペードのカードが5枚ある。 R: 赤いカード...

論理確率カード
2025/7/18

AとBの2人がボーリングをする。Aがストライクを出す確率は35%、Bがストライクを出す確率は20%である。AとBがそれぞれ1回ずつ投げるとき、少なくとも1人がストライクを出す確率を求める。

確率独立事象確率の計算
2025/7/18

現在価格10000円の商品Sを3か月後に10000円で買う権利(コールオプション)のプレミアムを求める問題です。商品Sの1か月後の価格は、元の価格に対して60%の確率で1000円上昇し、40%の確率で...

確率期待値コールオプション金融工学
2025/7/18

## 問題1

確率期待値条件付き確率
2025/7/18

部員12人のけん垂の記録が与えられています。記録は【7, 4, 25, 5, 7, 5, 6, 32, 9, 2, 3, 7】(単位は回)です。 9回という記録が多い方かどうかを、「外れ値」「平均値」...

データ分析平均値中央値最頻値外れ値統計
2025/7/18