## 問題1

確率論・統計学確率期待値条件付き確率
2025/7/18
## 問題1
1か月後の商品Sの価格は元の価格に比べて60%の確率で1000円上昇、40%の確率で1000円下落すると仮定します。 現在価格10000円の商品Sを3か月後に10000円で買う権利のプレミアムはいくらになるかを求めます。
## 解き方の手順
この問題を解くには、3か月後の価格がどうなるかのシナリオを考え、それぞれのシナリオにおける利益を計算し、確率で重みづけして期待値を計算します。
* **1か月後:**
* 60%の確率で価格は11000円になる。
* 40%の確率で価格は9000円になる。
* **2か月後:**
* 1か月後の価格が11000円の場合:
* 60%の確率で価格は12000円になる。
* 40%の確率で価格は10000円になる。
* 1か月後の価格が9000円の場合:
* 60%の確率で価格は10000円になる。
* 40%の確率で価格は8000円になる。
* **3か月後:**
* 2か月後の価格が12000円の場合:
* 60%の確率で価格は13000円になる。
* 40%の確率で価格は11000円になる。
* 2か月後の価格が10000円の場合:
* 60%の確率で価格は11000円になる。
* 40%の確率で価格は9000円になる。
* 2か月後の価格が10000円の場合:
* 60%の確率で価格は11000円になる。
* 40%の確率で価格は9000円になる。
* 2か月後の価格が8000円の場合:
* 60%の確率で価格は9000円になる。
* 40%の確率で価格は7000円になる。
3か月後の価格が10000円を超える場合のみ、権利を行使して利益を得ます。権利行使価格は10000円なので、利益は(3か月後の価格 - 10000円)となります。
3か月後の価格が13000円になる確率: 0.6×0.6×0.6=0.2160.6 \times 0.6 \times 0.6 = 0.216。この場合の利益は3000円。
3か月後の価格が11000円になる確率: 0.6×0.6×0.4+0.6×0.4×0.6+0.4×0.6×0.6=0.144+0.144+0.144=0.4320.6 \times 0.6 \times 0.4 + 0.6 \times 0.4 \times 0.6 + 0.4 \times 0.6 \times 0.6 = 0.144 + 0.144 + 0.144 = 0.432。この場合の利益は1000円。
期待値(プレミアム)を計算します。
0.216×3000+0.432×1000=648+432=10800.216 \times 3000 + 0.432 \times 1000 = 648 + 432 = 1080
## 最終的な答え
1080円
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## 問題2
AとBの2人がボーリングをする。Aがストライクを出す確率は35%、Bがストライクを出す確率は20%である。AとBが1回ずつ投げるとき、少なくとも一人はストライクを出す確率を求めます。
## 解き方の手順
少なくとも一人がストライクを出す確率は、AもBもストライクを出さない確率を1から引くことで計算できます。
* Aがストライクを出さない確率: 10.35=0.651 - 0.35 = 0.65
* Bがストライクを出さない確率: 10.20=0.801 - 0.20 = 0.80
AもBもストライクを出さない確率: 0.65×0.80=0.520.65 \times 0.80 = 0.52
少なくとも一人がストライクを出す確率: 10.52=0.481 - 0.52 = 0.48
パーセントで表すと: 0.48×100=48%0.48 \times 100 = 48\%
## 最終的な答え
48%

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