中心O、半径2の円の内部の点Pを通る弦ABについて、$PA \cdot PB = 1$ であるとき、線分OPの長さを求める。

幾何学方べきの定理幾何
2025/7/18

1. 問題の内容

中心O、半径2の円の内部の点Pを通る弦ABについて、PAPB=1PA \cdot PB = 1 であるとき、線分OPの長さを求める。

2. 解き方の手順

方べきの定理を適用する。点Pを通り、円の中心Oを通る直線を考え、円との交点をそれぞれC, Dとする。
このとき、PCPD=R2OP2PC \cdot PD = R^2 - OP^2 が成り立つ。ここでRは円の半径である。
問題文より、PAPB=1PA \cdot PB = 1 である。
C, Dは点Pに関して円周上にあり、Oに関して対称であるから、
PC=ROPPC = R - OP
PD=R+OPPD = R + OP
である。
したがって、
PCPD=(ROP)(R+OP)=R2OP2PC \cdot PD = (R - OP)(R + OP) = R^2 - OP^2
となる。
与えられた条件より、PAPB=1PA \cdot PB = 1 かつ R=2なので、
R2OP2=PAPBR^2 - OP^2 = PA \cdot PB
22OP2=12^2 - OP^2 = 1
4OP2=14 - OP^2 = 1
OP2=3OP^2 = 3
OP=3OP = \sqrt{3}

3. 最終的な答え

3\sqrt{3}

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