サイコロを1回投げたとき、偶数の目が出る事象をA、4以下の目が出る事象をBとする。 (1) 事象Aが起きたときの事象Bの条件付き確率 $P_A(B)$ を求めよ。 (2) 事象Bが起きたときの事象Aの条件付き確率 $P_B(A)$ を求めよ。

確率論・統計学確率条件付き確率事象サイコロ
2025/7/18

1. 問題の内容

サイコロを1回投げたとき、偶数の目が出る事象をA、4以下の目が出る事象をBとする。
(1) 事象Aが起きたときの事象Bの条件付き確率 PA(B)P_A(B) を求めよ。
(2) 事象Bが起きたときの事象Aの条件付き確率 PB(A)P_B(A) を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) PA(B)P_A(B) を求める。
事象Aは偶数の目が出ることなので、A = {2, 4, 6}。
事象Bは4以下の目が出ることなので、B = {1, 2, 3, 4}。
PA(B)P_A(B) は、事象Aが起きたという条件の下で事象Bが起きる確率なので、事象Aの要素の中で事象Bの要素でもあるものの割合を考える。
AとBの共通部分は A∩B = {2, 4} である。
したがって、PA(B)=n(AB)n(A)=23P_A(B) = \frac{n(A \cap B)}{n(A)} = \frac{2}{3}
(2) PB(A)P_B(A) を求める。
PB(A)P_B(A) は、事象Bが起きたという条件の下で事象Aが起きる確率なので、事象Bの要素の中で事象Aの要素でもあるものの割合を考える。
AとBの共通部分は A∩B = {2, 4} である。
したがって、PB(A)=n(AB)n(B)=24=12P_B(A) = \frac{n(A \cap B)}{n(B)} = \frac{2}{4} = \frac{1}{2}

3. 最終的な答え

(1) PA(B)=23P_A(B) = \frac{2}{3}
(2) PB(A)=12P_B(A) = \frac{1}{2}

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