母平均の区間推定において、信頼度を一定としたまま、標本サイズを半分にした場合、信頼区間の幅は何倍になるかを求める。

確率論・統計学区間推定母平均信頼区間標本サイズ標準偏差
2025/7/19
## 問364'

1. 問題の内容

母平均の区間推定において、信頼度を一定としたまま、標本サイズを半分にした場合、信頼区間の幅は何倍になるかを求める。

2. 解き方の手順

母平均の区間推定における信頼区間の幅は、一般的に次の式で表される。
=zσn幅 = z * \frac{\sigma}{\sqrt{n}}
ここで、zzは信頼係数、σσは母集団の標準偏差、nnは標本サイズである。
問題文より、信頼度は一定であるから、zzは変化しない。また、母集団の標準偏差σσも変化しない。標本サイズnnが半分になるので、nnn2\frac{n}{2}で置き換える。
新しい幅を幅'とすると、
=zσn2=zσn2=zσn2=2幅' = z * \frac{\sigma}{\sqrt{\frac{n}{2}}} = z * \frac{\sigma}{\frac{\sqrt{n}}{\sqrt{2}}} = z * \frac{\sigma}{\sqrt{n}} * \sqrt{2} = 幅 * \sqrt{2}
したがって、信頼区間の幅は2\sqrt{2}倍になる。

3. 最終的な答え

2\sqrt{2}

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