事象を以下のように定義します。
* A:1番目の玉が赤玉である
* B:2番目の玉が赤玉である
求めたいのは条件付き確率 P(A∣B) です。 ベイズの定理を用いると、
P(A∣B)=P(B)P(B∣A)P(A) ここで、P(A) は1番目の玉が赤玉である確率、P(B∣A) は1番目の玉が赤玉のとき、2番目の玉が赤玉である確率、P(B) は2番目の玉が赤玉である確率です。 袋の中には赤玉2個、白玉4個の合計6個の玉が入っているので、
P(A)=62=31 次に、P(B∣A) を計算します。 1番目の玉が赤玉であったとき、袋の中には赤玉1個、白玉4個の合計5個の玉が残っているので、
P(B∣A)=51 P(B)は、1番目の玉が赤玉の場合と白玉の場合に分けて考えます。 * 1番目の玉が赤玉の場合、P(A∩B)=P(A)×P(B∣A)=31×51=151 * 1番目の玉が白玉の場合、P(Aˉ)=64=32 このとき、P(B∣Aˉ)は、1番目の玉が白玉であったとき、袋の中には赤玉2個、白玉3個の合計5個の玉が残っているので、P(B∣Aˉ)=52 P(Aˉ∩B)=P(Aˉ)×P(B∣Aˉ)=32×52=154 したがって、P(B)=P(A∩B)+P(Aˉ∩B)=151+154=155=31 よって、P(A∣B)=P(B)P(B∣A)P(A)=3151×31=51