まず、3個の玉を取り出す方法の総数を計算する。これは、10個の玉から3個を選ぶ組み合わせなので、
10C3=3×2×110×9×8=120 通り。 次に、確率変数 X が取りうる値を考える。3個の玉を取り出すとき、含まれる色の種類は1, 2, 3のいずれかである。 それぞれの確率を計算する。
3個とも同じ色である必要がある。
3個とも赤の場合: 5C3=3×2×15×4×3=10 通り 3個とも白の場合: 3C3=1 通り 3個とも青の場合はありえない (青玉は2個しかない)。
したがって、P(X=1)=12010+1=12011 2色のみが含まれる場合を考える。
- 赤と白の場合: (赤2個, 白1個) + (赤1個, 白2個) = 5C2×3C1+5C1×3C2=10×3+5×3=30+15=45 - 赤と青の場合: (赤2個, 青1個) + (赤1個, 青2個) = 5C2×2C1+5C1×2C2=10×2+5×1=20+5=25 - 白と青の場合: (白2個, 青1個) + (白1個, 青2個) = 3C2×2C1+3C1×2C2=3×2+3×1=6+3=9 したがって、P(X=2)=12045+25+9=12079 P(X=3)=1−P(X=1)−P(X=2)=1−12011−12079=120120−11−79=12030=41 期待値 E(X) は次のように計算される。 E(X)=1×P(X=1)+2×P(X=2)+3×P(X=3) E(X)=1×12011+2×12079+3×12030 E(X)=12011+158+90=120259