問題69として、3点A(3, 2), B(-5, 0), C(1, -4)が与えられたとき、 (1)三角形ABCの外接円の中心の座標を求める。 (2)三角形ABCの面積を求める。

幾何学平面幾何三角形外接円面積座標
2025/7/19

1. 問題の内容

問題69として、3点A(3, 2), B(-5, 0), C(1, -4)が与えられたとき、
(1)三角形ABCの外接円の中心の座標を求める。
(2)三角形ABCの面積を求める。

2. 解き方の手順

(1) 外接円の中心は、三角形の各辺の垂直二等分線の交点である。
まず、辺ABと辺BCの垂直二等分線を求める。
辺ABの中点Mは M=(3+(5)2,2+02)=(1,1)M = (\frac{3+(-5)}{2}, \frac{2+0}{2}) = (-1, 1)
辺ABの傾きは mAB=0253=28=14m_{AB} = \frac{0-2}{-5-3} = \frac{-2}{-8} = \frac{1}{4}
ABの垂直二等分線の傾きは m1=4m_1 = -4
よって、辺ABの垂直二等分線の方程式は
y1=4(x+1)y - 1 = -4(x + 1)
y=4x4+1y = -4x - 4 + 1
y=4x3y = -4x - 3
辺BCの中点Nは N=(5+12,0+(4)2)=(2,2)N = (\frac{-5+1}{2}, \frac{0+(-4)}{2}) = (-2, -2)
辺BCの傾きは mBC=401(5)=46=23m_{BC} = \frac{-4-0}{1-(-5)} = \frac{-4}{6} = -\frac{2}{3}
BCの垂直二等分線の傾きは m2=32m_2 = \frac{3}{2}
よって、辺BCの垂直二等分線の方程式は
y(2)=32(x(2))y - (-2) = \frac{3}{2}(x - (-2))
y+2=32(x+2)y + 2 = \frac{3}{2}(x + 2)
y=32x+32y = \frac{3}{2}x + 3 - 2
y=32x+1y = \frac{3}{2}x + 1
これら2つの垂直二等分線の交点を求める。
4x3=32x+1-4x - 3 = \frac{3}{2}x + 1
8x6=3x+2-8x - 6 = 3x + 2
11x=8-11x = 8
x=811x = -\frac{8}{11}
y=4(811)3=32113311=111y = -4(-\frac{8}{11}) - 3 = \frac{32}{11} - \frac{33}{11} = -\frac{1}{11}
したがって、外接円の中心は (811,111)(-\frac{8}{11}, -\frac{1}{11})
(2)三角形ABCの面積を求める。
三角形の面積の公式: S=12(xA(yByC)+xB(yCyA)+xC(yAyB))S = \frac{1}{2} |(x_A(y_B - y_C) + x_B(y_C - y_A) + x_C(y_A - y_B))|
S=12(3(0(4))+(5)(42)+1(20))S = \frac{1}{2} |(3(0 - (-4)) + (-5)(-4 - 2) + 1(2 - 0))|
S=12(3(4)5(6)+1(2))S = \frac{1}{2} |(3(4) - 5(-6) + 1(2))|
S=12(12+30+2)S = \frac{1}{2} |(12 + 30 + 2)|
S=1244S = \frac{1}{2} |44|
S=22S = 22

3. 最終的な答え

(1)外接円の中心の座標: (811,111)(-\frac{8}{11}, -\frac{1}{11})
(2)三角形ABCの面積: 22

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