一辺の長さが1の正方形の折り紙ABCDがある。辺AB, DC上にそれぞれ点E, Fをとり、線分EFを折り目として、頂点Bが辺AD上の点Gに重なるように折る。このとき、頂点Cが移る点をHとし、辺DCと線分GHの交点をIとする。点Gが辺ADの中点の場合を考え、AEとDIの長さを求める。

幾何学幾何正方形折り紙ピタゴラスの定理相似
2025/7/23

1. 問題の内容

一辺の長さが1の正方形の折り紙ABCDがある。辺AB, DC上にそれぞれ点E, Fをとり、線分EFを折り目として、頂点Bが辺AD上の点Gに重なるように折る。このとき、頂点Cが移る点をHとし、辺DCと線分GHの交点をIとする。点Gが辺ADの中点の場合を考え、AEとDIの長さを求める。

2. 解き方の手順

まず、BE=GEBE = GEより、AEAEを求める。
AG=12AG = \frac{1}{2}である。
また、AE+BE=1AE + BE = 1なので、BE=1AEBE = 1 - AEである。
したがって、GE=1AEGE = 1 - AEである。
AEG\triangle AEGにおいて、ピタゴラスの定理より、
AE2+AG2=GE2AE^2 + AG^2 = GE^2
AE2+(12)2=(1AE)2AE^2 + (\frac{1}{2})^2 = (1 - AE)^2
AE2+14=12AE+AE2AE^2 + \frac{1}{4} = 1 - 2AE + AE^2
14=12AE\frac{1}{4} = 1 - 2AE
2AE=114=342AE = 1 - \frac{1}{4} = \frac{3}{4}
AE=38AE = \frac{3}{8}
次に、DIDIを求める。
AE=38AE = \frac{3}{8}であるから、BE=138=58BE = 1 - \frac{3}{8} = \frac{5}{8}
CF=BE=58CF = BE = \frac{5}{8}なので、DF=158=38DF = 1 - \frac{5}{8} = \frac{3}{8}
AEGDGI\triangle AEG \equiv \triangle DGIより、DG=AE=38DG = AE = \frac{3}{8}
よって、GI=GE=BE=58GI = GE = BE = \frac{5}{8}
DGI\triangle DGIにおいて、ピタゴラスの定理より、
DI2+DG2=GI2DI^2 + DG^2 = GI^2
DI2+(38)2=(58)2DI^2 + (\frac{3}{8})^2 = (\frac{5}{8})^2
DI2=(58)2(38)2=2564964=1664=14DI^2 = (\frac{5}{8})^2 - (\frac{3}{8})^2 = \frac{25}{64} - \frac{9}{64} = \frac{16}{64} = \frac{1}{4}
DI=14=12DI = \sqrt{\frac{1}{4}} = \frac{1}{2}

3. 最終的な答え

AE=38AE = \frac{3}{8}であり、BE=GE=58BE = GE = \frac{5}{8}である。
DI=12DI = \frac{1}{2}であり、CF=58CF = \frac{5}{8}である。
したがって、
カ:3
キ:8
ク:5/8
ケ:1
コ:2
サ:5/8

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