三角形ABCにおいて、$a=8, b=7, c=5$とする。辺BCの中点をMとするとき、以下のものを求める。 (1) 角Bの値 (2) 線分AMの長さ

幾何学三角形余弦定理中線定理角度辺の長さ
2025/4/3

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、a=8,b=7,c=5a=8, b=7, c=5とする。辺BCの中点をMとするとき、以下のものを求める。
(1) 角Bの値
(2) 線分AMの長さ

2. 解き方の手順

(1) 角Bの値を求める。余弦定理を用いる。
余弦定理より、
cosB=a2+c2b22ac\cos B = \frac{a^2 + c^2 - b^2}{2ac}
与えられた値を代入すると、
cosB=82+5272285=64+254980=4080=12\cos B = \frac{8^2 + 5^2 - 7^2}{2 \cdot 8 \cdot 5} = \frac{64 + 25 - 49}{80} = \frac{40}{80} = \frac{1}{2}
よって、B=60B = 60^{\circ}
(2) 線分AMの長さを求める。中線定理(パップスの定理)を用いる。
中線定理より、
AB2+AC2=2(AM2+BM2)AB^2 + AC^2 = 2(AM^2 + BM^2)
与えられた値を代入すると、c2+b2=2(AM2+(a/2)2)c^2 + b^2 = 2(AM^2 + (a/2)^2)だから、
52+72=2(AM2+42)5^2 + 7^2 = 2(AM^2 + 4^2)
25+49=2(AM2+16)25 + 49 = 2(AM^2 + 16)
74=2AM2+3274 = 2AM^2 + 32
2AM2=422AM^2 = 42
AM2=21AM^2 = 21
よって、AM=21AM = \sqrt{21}

3. 最終的な答え

(1) B=60B = 60^{\circ}
(2) AM=21AM = \sqrt{21}

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