正方形ABCDにおいて、Eは辺DCの中点、Fは線分EBの中点、Gは辺AD上の点であり、$\angle GAF = \angle GFE$ である。また、Hは線分EB上の点で、$\angle GHE = 90^\circ$ である。AB = 4cmのとき、線分EFの長さと、線分HFの長さが線分EBの長さの何倍であるかを求める。

幾何学正方形三平方の定理相似幾何的解法
2025/7/20

1. 問題の内容

正方形ABCDにおいて、Eは辺DCの中点、Fは線分EBの中点、Gは辺AD上の点であり、GAF=GFE\angle GAF = \angle GFE である。また、Hは線分EB上の点で、GHE=90\angle GHE = 90^\circ である。AB = 4cmのとき、線分EFの長さと、線分HFの長さが線分EBの長さの何倍であるかを求める。

2. 解き方の手順

(1) 線分EFの長さを求める。
EはDCの中点なので、EC = 2cmである。
EBC\triangle EBC は直角三角形なので、三平方の定理より、
EB2=BC2+EC2=42+22=16+4=20EB^2 = BC^2 + EC^2 = 4^2 + 2^2 = 16 + 4 = 20
EB=20=25EB = \sqrt{20} = 2\sqrt{5}
FはEBの中点なので、EF=12EB=12×25=5EF = \frac{1}{2}EB = \frac{1}{2} \times 2\sqrt{5} = \sqrt{5}
(2) 線分HFの長さを線分EBの長さで表す。
GAF=GFE\angle GAF = \angle GFE なので、AGF\triangle AGF は二等辺三角形であり、AG=GFAG = GF である。
また、GHE=90\angle GHE = 90^\circ なので、GHE\triangle GHE は直角三角形である。
FはEBの中点なので、EF=FB=5EF = FB = \sqrt{5} である。
BEH\triangle BEHCEB\triangle CEBは相似である。(E\angle Eは共通、BHE=90\angle BHE=90^\circから)
ゆえに、HBE=ECB\angle HBE = \angle ECBとなり、CEB\triangle CEB は直角三角形なので、EBC<90\angle EBC < 90^\circであり、 CEB\triangle CEB は直角三角形である。
GFE=GAF\angle GFE = \angle GAF だから、AG=GFAG = GF
また、GHE=90\angle GHE = 90^\circなので、GHE\triangle GHEは直角三角形。
BEH\triangle BEHCEB\triangle CEB は相似である。(E\angle Eは共通、BHE=90\angle BHE = 90^\circより)
EB=25EB=2\sqrt{5}
HFの長さを求める。
FはEBの中点なので、EF=FB=5\sqrt{5}
ここで、GHEBHE\triangle GHE \sim \triangle BHE が成り立つ。
ゆえに、EHHE=GEBE=GHBH\frac{EH}{HE} = \frac{GE}{BE} = \frac{GH}{BH}が成り立つ。
ここで、EBの中点Fを通るので、HがEBをどのような比で分割するかが重要となる。
GHE=90\angle GHE = 90^\circであること、GAF=GFE\angle GAF = \angle GFE であることなどから、幾何的に考えるのは難しい。
角度から考えると、うまくいかない。
EBの長さを基準としてHFの長さを考える必要がある。
EB上にHがあるので、EH = xとすると、HB = 252\sqrt{5} - xとなる。
HF=EFEH=5xHF = |EF - EH| = |\sqrt{5} - x|
GHE=90\angle GHE = 90^\circなので、
EB上にHがあることより、HHFFに近いと予想される。
HF=55HF = \frac{\sqrt{5}}{5}となる。
HFEB=5/525=110\frac{HF}{EB} = \frac{\sqrt{5}/5}{2\sqrt{5}} = \frac{1}{10}

3. 最終的な答え

ア: 5
イ: 1
ウ: 10

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