3つのサイコロの出目をそれぞれ a, b, c とします。 各サイコロの出目は1から6なので、 a,b,c∈{1,2,3,4,5,6} です。 a+b+c が3の倍数となる確率を求めます。 まず、サイコロの出目を3で割った余りを考えます。 余りは0, 1, 2のいずれかになります。
1から6の数字を3で割った余りは次のようになります。
- 余り0: 3, 6 (2個)
- 余り1: 1, 4 (2個)
- 余り2: 2, 5 (2個)
3つのサイコロの出目の和が3の倍数になるのは、次のいずれかの場合です。
- (余り0, 余り0, 余り0)
- (余り1, 余り1, 余り1)
- (余り2, 余り2, 余り2)
- (余り0, 余り1, 余り2) (この順番でなくても良い)
それぞれの確率を計算します。
- (余り0, 余り0, 余り0)となる確率は、(62)3=(31)3=271 - (余り1, 余り1, 余り1)となる確率は、(62)3=(31)3=271 - (余り2, 余り2, 余り2)となる確率は、(62)3=(31)3=271 - (余り0, 余り1, 余り2)となる確率は、62×62×62=2168=271 ただし、この場合は順番が6通りあります。 (0,1,2), (0,2,1), (1,0,2), (1,2,0), (2,0,1), (2,1,0) なので、確率は 271×6=276=92 したがって、求める確率は
271+271+271+276=279=31 全事象の数は 63=216 です。 3つのサイコロの目の和が3の倍数になる組み合わせの数を数えます。
上の議論より、2×2×2=8 でないのは余りの組み合わせ(0,1,2) の時だけ。 3つの数字の余りが(0,0,0)となる場合は23=8通り 3つの数字の余りが(1,1,1)となる場合は23=8通り 3つの数字の余りが(2,2,2)となる場合は23=8通り 3つの数字の余りが(0,1,2)となる場合は2×2×2×3!=8×6=48通り 従って、目の和が3の倍数になる組み合わせは 8+8+8+48=72通り。 確率は 21672=31