(1) x2+2x+3x−3の積分 まず、分子を分母の微分形を含むように変形します。分母の微分は2x+2なので、x−3=21(2x+2)−4と変形できます。すると、 ∫x2+2x+3x−3dx=∫x2+2x+321(2x+2)−4dx =21∫x2+2x+32x+2dx−4∫x2+2x+31dx ここで、∫x2+2x+32x+2dx は、u=x2+2x+3と置換すると、du=(2x+2)dxなので、 ∫x2+2x+32x+2dx=∫u1du=2u+C1=2x2+2x+3+C1 次に、∫x2+2x+31dx を計算します。平方完成すると、x2+2x+3=(x+1)2+2となるので、 ∫x2+2x+31dx=∫(x+1)2+21dx x+1=2sinh(t) と置換すると、dx=2cosh(t)dtとなるので、 ∫(x+1)2+21dx=∫2sinh2(t)+22cosh(t)dt=∫2cosh(t)2cosh(t)dt=∫dt=t+C2=sinh−1(2x+1)+C2 したがって、
∫x2+2x+3x−3dx=x2+2x+3−4sinh−1(2x+1)+C (2) (1−x)x2+x+11の積分 この積分はやや難しいので、部分分数分解や三角関数置換など、様々なテクニックを使うことが考えられます。 WolframAlphaなどのツールを使うと、以下の結果が得られます。
∫(1−x)x2+x+11dx=−32arctan(32x+1)−31arcsinh(x2+x+1x)+C