(1) 点Pが放物線 $y = x^2 + 1$ 上を動くとき、定点 A(2, -1) と点 P を結ぶ線分の中点の軌跡を求めよ。 (2) 円 $x^2 + 2x + y^2 - 3 = 0$ 上を動く点 P と、2点 A(3, 1), B(1, -4) を3つの頂点とする $\triangle$ABP の重心 G の軌跡は、中心が点 (a, b), 半径 r の円となる。このとき, a, b, r の値を求めよ。

幾何学軌跡放物線重心円の方程式
2025/7/20

1. 問題の内容

(1) 点Pが放物線 y=x2+1y = x^2 + 1 上を動くとき、定点 A(2, -1) と点 P を結ぶ線分の中点の軌跡を求めよ。
(2) 円 x2+2x+y23=0x^2 + 2x + y^2 - 3 = 0 上を動く点 P と、2点 A(3, 1), B(1, -4) を3つの頂点とする \triangleABP の重心 G の軌跡は、中心が点 (a, b), 半径 r の円となる。このとき, a, b, r の値を求めよ。

2. 解き方の手順

(1)
点Pの座標を (s,t)(s, t) とすると、t=s2+1t = s^2 + 1 が成り立つ。
線分 AP の中点を (x, y) とすると、
x=s+22x = \frac{s+2}{2}
y=t12y = \frac{t-1}{2}
となる。
これらを s, t について解くと、
s=2x2s = 2x - 2
t=2y+1t = 2y + 1
となる。
t=s2+1t = s^2 + 1 に代入して、
2y+1=(2x2)2+12y + 1 = (2x - 2)^2 + 1
2y+1=4x28x+4+12y + 1 = 4x^2 - 8x + 4 + 1
2y=4x28x+42y = 4x^2 - 8x + 4
y=2x24x+2y = 2x^2 - 4x + 2
y=2(x22x+1)y = 2(x^2 - 2x + 1)
y=2(x1)2y = 2(x - 1)^2
(2)
円の方程式を変形すると、
x2+2x+y23=0x^2 + 2x + y^2 - 3 = 0
(x+1)21+y23=0(x + 1)^2 - 1 + y^2 - 3 = 0
(x+1)2+y2=4(x + 1)^2 + y^2 = 4
したがって、円の中心は (-1, 0), 半径は 2。
点Pの座標を (s, t) とすると、
(s+1)2+t2=4(s + 1)^2 + t^2 = 4 が成り立つ。
\triangleABP の重心 G の座標を (x, y) とすると、
x=s+3+13=s+43x = \frac{s + 3 + 1}{3} = \frac{s + 4}{3}
y=t+143=t33y = \frac{t + 1 - 4}{3} = \frac{t - 3}{3}
となる。
これらを s, t について解くと、
s=3x4s = 3x - 4
t=3y+3t = 3y + 3
となる。
(s+1)2+t2=4(s + 1)^2 + t^2 = 4 に代入して、
(3x4+1)2+(3y+3)2=4(3x - 4 + 1)^2 + (3y + 3)^2 = 4
(3x3)2+(3y+3)2=4(3x - 3)^2 + (3y + 3)^2 = 4
9(x1)2+9(y+1)2=49(x - 1)^2 + 9(y + 1)^2 = 4
(x1)2+(y+1)2=49(x - 1)^2 + (y + 1)^2 = \frac{4}{9}
したがって、円の中心は (1, -1), 半径は 23\frac{2}{3}

3. 最終的な答え

(1) y=2(x1)2y = 2(x - 1)^2
(2) a=1,b=1,r=23a = 1, b = -1, r = \frac{2}{3}

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