空間内の4点A(2,-1,1), B(5,-2,4), C(-3,3,-1), D(3,0,3)について、ベクトル$\overrightarrow{AB}$, $\overrightarrow{AC}$, $\overrightarrow{AD}$が作る平行六面体の体積を求める問題です。

幾何学ベクトル空間ベクトル平行六面体体積行列式
2025/7/21

1. 問題の内容

空間内の4点A(2,-1,1), B(5,-2,4), C(-3,3,-1), D(3,0,3)について、ベクトルAB\overrightarrow{AB}, AC\overrightarrow{AC}, AD\overrightarrow{AD}が作る平行六面体の体積を求める問題です。

2. 解き方の手順

平行六面体の体積は、3つのベクトルAB\overrightarrow{AB}, AC\overrightarrow{AC}, AD\overrightarrow{AD}で張られる行列式の絶対値で求められます。
まず、ベクトルAB\overrightarrow{AB}, AC\overrightarrow{AC}, AD\overrightarrow{AD}を計算します。
AB=BA=(52,2(1),41)=(3,1,3)\overrightarrow{AB} = B - A = (5-2, -2-(-1), 4-1) = (3, -1, 3)
AC=CA=(32,3(1),11)=(5,4,2)\overrightarrow{AC} = C - A = (-3-2, 3-(-1), -1-1) = (-5, 4, -2)
AD=DA=(32,0(1),31)=(1,1,2)\overrightarrow{AD} = D - A = (3-2, 0-(-1), 3-1) = (1, 1, 2)
次に、これらのベクトルを成分とする行列式を計算します。
$\begin{vmatrix}
3 & -1 & 3 \\
-5 & 4 & -2 \\
1 & 1 & 2
\end{vmatrix} = 3 \begin{vmatrix} 4 & -2 \\ 1 & 2 \end{vmatrix} - (-1) \begin{vmatrix} -5 & -2 \\ 1 & 2 \end{vmatrix} + 3 \begin{vmatrix} -5 & 4 \\ 1 & 1 \end{vmatrix}$
=3(42(2)1)+(52(2)1)+3(5141)= 3(4 \cdot 2 - (-2) \cdot 1) + (-5 \cdot 2 - (-2) \cdot 1) + 3(-5 \cdot 1 - 4 \cdot 1)
=3(8+2)+(10+2)+3(54)= 3(8 + 2) + (-10 + 2) + 3(-5 - 4)
=3(10)8+3(9)= 3(10) - 8 + 3(-9)
=30827= 30 - 8 - 27
=5= -5
最後に、行列式の絶対値を計算します。
体積 = 5=5|-5| = 5

3. 最終的な答え

5

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