2x2+(5y−1)x+(−3y2+11y−6) 次に、x の係数である 5y−1 と定数項である −3y2+11y−6 を見て、因数分解ができるかどうかを検討します。 まず、定数項を因数分解します。
−3y2+11y−6=−(3y2−11y+6)=−(3y−2)(y−3)=(2−3y)(y−3) 与式全体が因数分解できると仮定すると、(ax+by+c)(dx+ey+f) の形になると考えられます。 2x2 の係数が 2 なので、a と d の組み合わせは (1,2) または (2,1) です。 −3y2 の係数が -3 なので、b と e の組み合わせは (1,−3) または (−3,1) などです。 −6 の部分は、定数項 c と f の積です。 2x2+(5y−1)x+(−3y2+11y−6)=(x+ay+b)(2x+cy+d) と仮定して、a,b,c,d を求めます。 (x+ay+b)(2x+cy+d)=2x2+(c+2a)xy+(d+2b)x+acy2+(ad+bc)y+bd これと元の式を比較すると、以下の関係が成り立ちます。
ad+bc=11 −3y2+11y−6=−(3y−2)(y−3) より、定数項の分解の仕方を考慮して、以下のように因数分解できると予想します。 2x2+5xy−3y2−x+11y−6=(2x−y+a)(x+3y+b) (2x−y+a)(x+3y+b)=2x2+6xy+2bx−xy−3y2−by+ax+3ay+ab=2x2+5xy−3y2+(2b+a)x+(3a−b)y+ab これと元の式を比較すると、以下の関係が成り立ちます。
連立方程式を解きます。
2b+a=−1 より、a=−1−2b 3a−b=11 に代入すると、3(−1−2b)−b=11, −3−6b−b=11, −7b=14, b=−2 a=−1−2(−2)=−1+4=3 したがって、a=3,b=−2 なので、ab=(3)(−2)=−6 となり、条件を満たします。 (2x−y+3)(x+3y−2)