以下の連立微分方程式の一般解を求めます。 $\begin{cases} \frac{dx}{dt} = y + \cos 2t \\ \frac{dy}{dt} = x - \sin 2t \end{cases}$
2025/7/21
1. 問題の内容
以下の連立微分方程式の一般解を求めます。
$\begin{cases}
\frac{dx}{dt} = y + \cos 2t \\
\frac{dy}{dt} = x - \sin 2t
\end{cases}$
2. 解き方の手順
まず、第一式と第二式をそれぞれ で微分します。
第一式の微分した式に を代入します。
次に、第二式の微分した式に を代入します。
まず、 の微分方程式を解きます。同次方程式 の一般解は です。
次に、非同次方程式 の特殊解を求めます。特殊解を と仮定します。
したがって、, となり、, です。
したがって、 です。
の一般解は
次に、 の微分方程式を解きます。同次方程式 の一般解は です。
次に、非同次方程式 の特殊解を求めます。特殊解を と仮定します。
したがって、, となり、, です。
したがって、 です。
の一般解は
ここで、 より、
したがって、, が成り立ちます。
したがって、
3. 最終的な答え
$\begin{cases}
x = c_1 e^t + c_2 e^{-t} + \frac{3}{5} \sin 2t \\
y = c_1 e^t - c_2 e^{-t} + \frac{1}{5} \cos 2t
\end{cases}$
ここで、 と は任意定数です。