2次関数 $y = -x^2 + 4x + 1$ について、指定された定義域における最大値と最小値を求めます。 (1) $-1 \le x \le 1$ (2) $1 \le x \le 3$

代数学二次関数最大値最小値定義域平方完成
2025/7/21

1. 問題の内容

2次関数 y=x2+4x+1y = -x^2 + 4x + 1 について、指定された定義域における最大値と最小値を求めます。
(1) 1x1-1 \le x \le 1
(2) 1x31 \le x \le 3

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数を平方完成します。
y=x2+4x+1=(x24x)+1=(x24x+4)+4+1=(x2)2+5y = -x^2 + 4x + 1 = -(x^2 - 4x) + 1 = -(x^2 - 4x + 4) + 4 + 1 = -(x-2)^2 + 5
よって、この2次関数の頂点は (2,5)(2, 5) であり、上に凸なグラフです。
(1) 1x1-1 \le x \le 1 のとき
定義域に含まれるxxの範囲は 1x1-1 \le x \le 1です。頂点のxx座標であるx=2x = 2は定義域に含まれません。
x=1x = -1のとき、y=(1)2+4(1)+1=14+1=4y = -(-1)^2 + 4(-1) + 1 = -1 - 4 + 1 = -4
x=1x = 1のとき、y=(1)2+4(1)+1=1+4+1=4y = -(1)^2 + 4(1) + 1 = -1 + 4 + 1 = 4
定義域内の頂点からの距離を考慮すると、最大値はx=1x=1のときのy=4y=4、最小値はx=1x=-1のときのy=4y=-4です。
(2) 1x31 \le x \le 3 のとき
定義域に含まれるxxの範囲は 1x31 \le x \le 3です。頂点のxx座標であるx=2x = 2は定義域に含まれます。
x=1x = 1のとき、y=(1)2+4(1)+1=1+4+1=4y = -(1)^2 + 4(1) + 1 = -1 + 4 + 1 = 4
x=2x = 2のとき、y=(2)2+4(2)+1=4+8+1=5y = -(2)^2 + 4(2) + 1 = -4 + 8 + 1 = 5
x=3x = 3のとき、y=(3)2+4(3)+1=9+12+1=4y = -(3)^2 + 4(3) + 1 = -9 + 12 + 1 = 4
この定義域において、頂点のyy座標が最大値となるため、最大値はy=5y=5 (x=2x=2)であり、最小値はy=4y=4 (x=1x=1またはx=3x=3)です。

3. 最終的な答え

(1) 最大値: 44 (x=1x=1のとき)、最小値: 4-4 (x=1x=-1のとき)
(2) 最大値: 55 (x=2x=2のとき)、最小値: 44 (x=1,3x=1, 3のとき)

「代数学」の関連問題

$m, n$ は整数とする。命題「$n^3 + 1$ が奇数ならば、$n$ は偶数である」を証明する。

整数命題対偶整数の性質
2025/7/23

関数 $f(x) = x^2 + 3x + m$ について、$m \le x \le m+2$ の範囲における最小値を $g$ とする。 (1) $g$ を $m$ を用いて表せ。 (2) $m$ が...

二次関数最大・最小場合分け平方完成
2025/7/23

有理数 $x, y$ が与えられた等式 $(3+\sqrt{2})x + (2-3\sqrt{2})y = 12 - 7\sqrt{2}$ を満たすとき、$x$ と $y$ の値を求める問題です。

連立方程式有理数無理数方程式
2025/7/23

以下の行列式の値が0となるような $a$ をすべて求める問題です。 $\begin{vmatrix} a & 2 & 2 & 2 \\ 2 & a & 2 & 2 \\ 2 & 2 & a & 2 \...

行列式連立一次方程式クラメルの公式余因子行列
2025/7/23

与えられた複素数を極形式 $re^{i\theta}$ で表す問題です。ここでは、$1 - \sqrt{3}i$ の極形式を求めます。

複素数極形式絶対値偏角
2025/7/23

問題は3つあります。 問題1は行列A, B, Cの逆行列を掃き出し法で求める問題です。ただし、$n$, $a$は定数です。 問題2は行列D, E, Fの行列式を計算する問題です。 問題3は行列P, Q...

行列行列式逆行列余因子展開
2025/7/23

与えられた3つの変換 $f$ が1次変換であるかどうかを、定義に従って調べる問題です。 (1) $f\left(\begin{array}{c} x \\ y \end{array}\right) =...

線形代数1次変換線形写像ベクトル
2025/7/23

ド・モアブルの公式を用いて、$(1+i)^3$ を計算する問題です。

複素数ド・モアブルの公式極形式三角関数
2025/7/23

与えられた複分数式を簡略化する問題です。問題の式は以下の通りです。 $\frac{\frac{2}{x+1} + \frac{1}{x-1}}{3 + \frac{2}{x-1}}$

分数式簡略化代数
2025/7/23

$15\% = \frac{30}{150+x} \times 100$ の式を解いて、$x$ の値を求めます。

一次方程式パーセント分数計算
2025/7/23