2次方程式 $kx^2 + (k+3)x + 3 = 0$ が2つの異なる実数解を持つときの、$k$ の範囲を求める。

代数学二次方程式判別式不等式
2025/7/21

1. 問題の内容

2次方程式 kx2+(k+3)x+3=0kx^2 + (k+3)x + 3 = 0 が2つの異なる実数解を持つときの、kk の範囲を求める。

2. 解き方の手順

2次方程式が2つの異なる実数解を持つための条件は、判別式 D>0D > 0 であることである。ただし、k=0k=0 の場合、与えられた方程式は1次方程式になるので、まず k=0k=0 の場合を検討する。
* k=0k=0 のとき、方程式は (0+3)x+3=0(0+3)x + 3 = 0 となり、3x+3=03x + 3 = 0。これは x=1x = -1 という一つの解を持つ。したがって、k=0k=0 は条件を満たさない。
* k0k \neq 0 のとき、与えられた方程式は2次方程式である。判別式 DD は、D=b24acD = b^2 - 4ac で与えられる。この問題では、a=ka = k, b=k+3b = k+3, c=3c = 3 であるから、
D=(k+3)24(k)(3)=k2+6k+912k=k26k+9=(k3)2D = (k+3)^2 - 4(k)(3) = k^2 + 6k + 9 - 12k = k^2 - 6k + 9 = (k-3)^2
2つの異なる実数解を持つためには、D>0D > 0 でなければならない。つまり、(k3)2>0(k-3)^2 > 0。これは、k3k \neq 3 を意味する。
さらに、k0k\neq0 という条件も考慮する必要がある。

3. 最終的な答え

したがって、kk の範囲は k<3k<3 かつ 3<k3<k かつ k0k\neq0 である。
k<0k < 0 または 0<k<30 < k < 3 または k>3k > 3
言い換えると、k0k \neq 0 かつ k3k \neq 3

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