2次方程式 $x^2 + (2\cos\theta)x + \sin^2\theta = 0$ が実数解を持つような $\theta$ の範囲を求めます。ただし、$0^\circ < \theta < 180^\circ$ とします。

代数学二次方程式三角関数判別式不等式三角比
2025/7/21

1. 問題の内容

2次方程式 x2+(2cosθ)x+sin2θ=0x^2 + (2\cos\theta)x + \sin^2\theta = 0 が実数解を持つような θ\theta の範囲を求めます。ただし、0<θ<1800^\circ < \theta < 180^\circ とします。

2. 解き方の手順

2次方程式が実数解を持つ条件は、判別式 DDD0D \geq 0 となることです。
この問題では、a=1a=1, b=2cosθb=2\cos\theta, c=sin2θc=\sin^2\theta ですから、判別式は
D=b24ac=(2cosθ)24(1)(sin2θ)D = b^2 - 4ac = (2\cos\theta)^2 - 4(1)(\sin^2\theta)
D=4cos2θ4sin2θ0D = 4\cos^2\theta - 4\sin^2\theta \geq 0
cos2θsin2θ0\cos^2\theta - \sin^2\theta \geq 0
cos2θ0\cos 2\theta \geq 0
0<θ<1800^\circ < \theta < 180^\circ より、0<2θ<3600^\circ < 2\theta < 360^\circ です。
cos2θ0\cos 2\theta \geq 0 となるのは、0<2θ900^\circ < 2\theta \leq 90^\circ または 2702θ<360270^\circ \leq 2\theta < 360^\circ のときです。
よって、
0<θ450^\circ < \theta \leq 45^\circ または 135θ<180135^\circ \leq \theta < 180^\circ

3. 最終的な答え

0<θ450^\circ < \theta \leq 45^\circ, 135θ<180135^\circ \leq \theta < 180^\circ

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