$f'(x) = e^{-\frac{x^2}{2}} \cdot (-\frac{x^2}{2})' = e^{-\frac{x^2}{2}} \cdot (-x) = -xe^{-\frac{x^2}{2}}$ $f'(x) = 0$ となる $x$ は $x = 0$ です。 $x < 0$ のとき $f'(x) > 0$ なので、$f(x)$ は増加します。 $x > 0$ のとき $f'(x) < 0$ なので、$f(x)$ は減少します。
2025/7/21
## 問題の回答
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1. 問題の内容
問題は以下の通りです。
* **問題3:** 逆正弦関数 の定義を述べよ。
* **問題4:** 次の関数 を微分せよ。
* (1)
* (2)
* **問題5:** の有限Maclaurin展開を6次まで求めよ。必要なら問題2(5)の結果を用いて良い。
* **問題6:** 関数 の増減、極値、凹凸、変曲点を調べ、グラフの概形を描け。
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2. 解き方の手順
**問題3:**
逆正弦関数 (または ) の定義は、以下の通りです。
は かつ を満たす である。
つまり、 は、 関数の定義域を に制限したときの逆関数です。
**問題4:**
(1) の微分
積の微分公式 を用います。
(2) の微分
商の微分公式 を用います。
と を用います。
**問題5:**
のMaclaurin展開は以下の通りです。
を求めるために、 を に置き換えます。
6次までのMaclaurin展開を求めるので、6次までの項を取り出します。
**問題6:**
1. 増減を調べるために、$f'(x)$ を計算します。
となる は です。
のとき なので、 は増加します。
のとき なので、 は減少します。
2. 極値を調べます。
で の符号が正から負に変わるので、 で極大値を取ります。
よって、極大値は です。極小値はありません。
3. 凹凸を調べるために、$f''(x)$ を計算します。
となる は です。
または のとき なので、下に凸です。
のとき なので、上に凸です。
4. 変曲点を調べます。
で の符号が変わるので、変曲点は です。
、 なので、変曲点は と です。
5. グラフの概形
* のとき
* で極大値
* で変曲点
これらの情報をもとにグラフの概形を描くことができます。グラフはy軸対称で、ガウス関数(正規分布の確率密度関数)の形をしています。
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3. 最終的な答え
* **問題3:** は かつ を満たす である。
* **問題4:**
* (1)
* (2)
* **問題5:**
* **問題6:**
* 増減: で増加、 で減少
* 極値: で極大値
* 凹凸: または で下に凸、 で上に凸
* 変曲点: 、
* グラフの概形: y軸に関して対称で、ガウス関数の形。 で 0 に漸近。