原点Oを通り、ベクトル $\begin{pmatrix} 1 \\ 2 \\ -2 \end{pmatrix}$ に平行な直線のベクトル方程式を求め、さらにその直線方程式を標準形で表す。

幾何学ベクトル直線ベクトル方程式直線方程式空間ベクトル
2025/7/21

1. 問題の内容

原点Oを通り、ベクトル (122)\begin{pmatrix} 1 \\ 2 \\ -2 \end{pmatrix} に平行な直線のベクトル方程式を求め、さらにその直線方程式を標準形で表す。

2. 解き方の手順

まず、直線のベクトル方程式を求める。直線は原点Oを通るので、位置ベクトルは 0\vec{0} となる。方向ベクトルは与えられたベクトル d=(122)\vec{d} = \begin{pmatrix} 1 \\ 2 \\ -2 \end{pmatrix} である。よって、直線上の任意の点Pの位置ベクトル p\vec{p} は、パラメータ tt を用いて次のように表される。
p=0+td=t(122)\vec{p} = \vec{0} + t\vec{d} = t \begin{pmatrix} 1 \\ 2 \\ -2 \end{pmatrix}
これを成分で表すと、
(xyz)=t(122)\begin{pmatrix} x \\ y \\ z \end{pmatrix} = t \begin{pmatrix} 1 \\ 2 \\ -2 \end{pmatrix}
となる。
したがって、
x=tx = t, y=2ty = 2t, z=2tz = -2t
となる。
次に、直線方程式を標準形で表す。上記の関係から tt を消去する。
x=tx = t より、 y=2xy = 2x かつ z=2xz = -2x
したがって、直線の方程式は
x1=y2=z2\frac{x}{1} = \frac{y}{2} = \frac{z}{-2}

3. 最終的な答え

ベクトル方程式: (xyz)=t(122)\begin{pmatrix} x \\ y \\ z \end{pmatrix} = t \begin{pmatrix} 1 \\ 2 \\ -2 \end{pmatrix}
直線方程式(標準形): x1=y2=z2\frac{x}{1} = \frac{y}{2} = \frac{z}{-2}

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