2つの直線 $r = \begin{pmatrix} 1 \\ 2 \\ 3 \end{pmatrix} + t \begin{pmatrix} 2 \\ -1 \\ 0 \end{pmatrix}$ と $r = \begin{pmatrix} 3 \\ 0 \\ 3 \end{pmatrix} + s \begin{pmatrix} 0 \\ 1 \\ 0 \end{pmatrix}$ の交点を求める問題です。

幾何学ベクトル直線交点
2025/7/21

1. 問題の内容

2つの直線 r=(123)+t(210)r = \begin{pmatrix} 1 \\ 2 \\ 3 \end{pmatrix} + t \begin{pmatrix} 2 \\ -1 \\ 0 \end{pmatrix}r=(303)+s(010)r = \begin{pmatrix} 3 \\ 0 \\ 3 \end{pmatrix} + s \begin{pmatrix} 0 \\ 1 \\ 0 \end{pmatrix} の交点を求める問題です。

2. 解き方の手順

2つの直線の式が共通の点を持つと仮定します。つまり、ある ttss が存在して、
(123)+t(210)=(303)+s(010)\begin{pmatrix} 1 \\ 2 \\ 3 \end{pmatrix} + t \begin{pmatrix} 2 \\ -1 \\ 0 \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} 3 \\ 0 \\ 3 \end{pmatrix} + s \begin{pmatrix} 0 \\ 1 \\ 0 \end{pmatrix}
この式は、以下の連立方程式に対応します。
1+2t=31 + 2t = 3
2t=0+s2 - t = 0 + s
3+0t=33 + 0t = 3
最初の式から、2t=22t = 2 なので t=1t = 1 が得られます。
3番目の式から、3=33 = 3 であり、tt または ss に関する情報はありません。
t=1t=1 を2番目の式に代入すると、21=s2 - 1 = s なので s=1s = 1 が得られます。
t=1t=1 を最初の直線の式に代入すると、交点の座標は
(123)+1(210)=(1+2213+0)=(313)\begin{pmatrix} 1 \\ 2 \\ 3 \end{pmatrix} + 1 \begin{pmatrix} 2 \\ -1 \\ 0 \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} 1+2 \\ 2-1 \\ 3+0 \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} 3 \\ 1 \\ 3 \end{pmatrix}
s=1s=1 を2番目の直線の式に代入すると、交点の座標は
(303)+1(010)=(3+00+13+0)=(313)\begin{pmatrix} 3 \\ 0 \\ 3 \end{pmatrix} + 1 \begin{pmatrix} 0 \\ 1 \\ 0 \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} 3+0 \\ 0+1 \\ 3+0 \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} 3 \\ 1 \\ 3 \end{pmatrix}
両方の直線で同じ座標が得られたので、交点が存在し、それは (313)\begin{pmatrix} 3 \\ 1 \\ 3 \end{pmatrix} です。

3. 最終的な答え

交点の座標は (313)\begin{pmatrix} 3 \\ 1 \\ 3 \end{pmatrix} です。

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