小遣いをもらう方法として、以下の2つの選択肢がある。どちらが有利か? (ア) 毎日100円もらう。 (イ) 100円硬貨を2枚投げて、表が出た硬貨の合計金額をもらう。

確率論・統計学期待値確率意思決定
2025/7/21

1. 問題の内容

小遣いをもらう方法として、以下の2つの選択肢がある。どちらが有利か?
(ア) 毎日100円もらう。
(イ) 100円硬貨を2枚投げて、表が出た硬貨の合計金額をもらう。

2. 解き方の手順

(ア)の場合は、毎日100円もらえるので、もらえる金額は常に100円である。
(イ)の場合について考える。100円硬貨を2枚投げる場合、起こりうる結果は以下の4つである。
* 表、表
* 表、裏
* 裏、表
* 裏、裏
それぞれの結果に対して、もらえる金額は以下のようになる。
* 表、表:200円
* 表、裏:100円
* 裏、表:100円
* 裏、裏:0円
それぞれの結果が起こる確率は等しく、14\frac{1}{4}である。したがって、もらえる金額の期待値は、
E=200×14+100×14+100×14+0×14=50+25+25+0=100E = 200 \times \frac{1}{4} + 100 \times \frac{1}{4} + 100 \times \frac{1}{4} + 0 \times \frac{1}{4} = 50 + 25 + 25 + 0 = 100
(イ)の方法で得られる金額の期待値は100円である。

3. 最終的な答え

(ア)の方法でもらえる金額は常に100円であり、(イ)の方法でもらえる金額の期待値も100円である。したがって、どちらの方法を選んでも期待値は同じである。どちらが有利とも言えない。

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