それぞれの三角形ABCにおいて、以下のものを求めます。 (1) $AC = 6$, $A = 75^\circ$, $B = 60^\circ$ のとき、$AB$の値を求めます。 (2) $BC = 3$, $A = 120^\circ$ のとき、三角形ABCの外接円Oの半径Rの値を求めます。 (3) $AB = 7$, $AC = 4\sqrt{2}$, $A = 45^\circ$ のとき、$BC$の値を求めます。 (4) $AB = 2\sqrt{3}$, $AC = 5$, $A = 60^\circ$ のとき、三角形ABCの面積Sを求めます。

幾何学三角比正弦定理余弦定理三角形の面積
2025/7/21

1. 問題の内容

それぞれの三角形ABCにおいて、以下のものを求めます。
(1) AC=6AC = 6, A=75A = 75^\circ, B=60B = 60^\circ のとき、ABABの値を求めます。
(2) BC=3BC = 3, A=120A = 120^\circ のとき、三角形ABCの外接円Oの半径Rの値を求めます。
(3) AB=7AB = 7, AC=42AC = 4\sqrt{2}, A=45A = 45^\circ のとき、BCBCの値を求めます。
(4) AB=23AB = 2\sqrt{3}, AC=5AC = 5, A=60A = 60^\circ のとき、三角形ABCの面積Sを求めます。

2. 解き方の手順

(1) 正弦定理を用いて、ABABを求めます。
C=180AB=1807560=45C = 180^\circ - A - B = 180^\circ - 75^\circ - 60^\circ = 45^\circ
正弦定理より、ABsinC=ACsinB\frac{AB}{\sin C} = \frac{AC}{\sin B}
ABsin45=6sin60\frac{AB}{\sin 45^\circ} = \frac{6}{\sin 60^\circ}
AB=6sin45sin60=62232=623=663=26AB = \frac{6 \sin 45^\circ}{\sin 60^\circ} = \frac{6 \cdot \frac{\sqrt{2}}{2}}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = \frac{6\sqrt{2}}{\sqrt{3}} = \frac{6\sqrt{6}}{3} = 2\sqrt{6}
(2) 正弦定理を用いて、RRを求めます。
BCsinA=2R\frac{BC}{\sin A} = 2R
2R=3sin120=332=63=633=232R = \frac{3}{\sin 120^\circ} = \frac{3}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = \frac{6}{\sqrt{3}} = \frac{6\sqrt{3}}{3} = 2\sqrt{3}
R=3R = \sqrt{3}
(3) 余弦定理を用いて、BCBCを求めます。
BC2=AB2+AC22ABACcosABC^2 = AB^2 + AC^2 - 2 \cdot AB \cdot AC \cdot \cos A
BC2=72+(42)22742cos45BC^2 = 7^2 + (4\sqrt{2})^2 - 2 \cdot 7 \cdot 4\sqrt{2} \cdot \cos 45^\circ
BC2=49+3256222=8156=25BC^2 = 49 + 32 - 56\sqrt{2} \cdot \frac{\sqrt{2}}{2} = 81 - 56 = 25
BC=25=5BC = \sqrt{25} = 5
(4) 三角形の面積の公式を用いて、SSを求めます。
S=12ABACsinAS = \frac{1}{2} \cdot AB \cdot AC \cdot \sin A
S=12235sin60=1223532=1034=304=152S = \frac{1}{2} \cdot 2\sqrt{3} \cdot 5 \cdot \sin 60^\circ = \frac{1}{2} \cdot 2\sqrt{3} \cdot 5 \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} = \frac{10 \cdot 3}{4} = \frac{30}{4} = \frac{15}{2}

3. 最終的な答え

(1) AB=26AB = 2\sqrt{6}
(2) R=3R = \sqrt{3}
(3) BC=5BC = 5
(4) S=152S = \frac{15}{2}

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