点 $(2, -2)$ から曲線 $C_1: y = \frac{1}{3}x^3 - x$ に引いた接線の方程式を求める問題です。ただし、接点の $x$ 座標は正とします。求める接線の方程式は $y = [38]x - [39][40]$ の形式で表されます。

解析学微分接線導関数曲線
2025/7/21

1. 問題の内容

(2,2)(2, -2) から曲線 C1:y=13x3xC_1: y = \frac{1}{3}x^3 - x に引いた接線の方程式を求める問題です。ただし、接点の xx 座標は正とします。求める接線の方程式は y=[38]x[39][40]y = [38]x - [39][40] の形式で表されます。

2. 解き方の手順

1. 接点の $x$ 座標を $t$ とおきます。すると、接点の $y$ 座標は $\frac{1}{3}t^3 - t$ となります。したがって、接点の座標は $(t, \frac{1}{3}t^3 - t)$ と表されます。

2. 曲線 $C_1$ の導関数を求めます。

y=ddx(13x3x)=x21y' = \frac{d}{dx} (\frac{1}{3}x^3 - x) = x^2 - 1

3. 接線の方程式は、接点 $(t, \frac{1}{3}t^3 - t)$ における傾き $t^2 - 1$ を用いて、次のように表されます。

y(13t3t)=(t21)(xt)y - (\frac{1}{3}t^3 - t) = (t^2 - 1)(x - t)

4. この接線は点 $(2, -2)$ を通るので、これを代入します。

2(13t3t)=(t21)(2t)-2 - (\frac{1}{3}t^3 - t) = (t^2 - 1)(2 - t)
213t3+t=2t2t32+t-2 - \frac{1}{3}t^3 + t = 2t^2 - t^3 - 2 + t

5. 上記の式を整理します。

13t3+t32t2=0-\frac{1}{3}t^3 + t^3 - 2t^2 = 0
23t32t2=0\frac{2}{3}t^3 - 2t^2 = 0
2t2(13t1)=02t^2(\frac{1}{3}t - 1) = 0
t2(t3)=0t^2(t - 3) = 0

6. $t=0$ または $t=3$ となります。ただし、接点の $x$ 座標は正なので、$t=3$ です。

7. 接点の座標は $(3, \frac{1}{3}(3)^3 - 3) = (3, 9 - 3) = (3, 6)$ となります。

8. 接線の傾きは $t^2 - 1 = 3^2 - 1 = 9 - 1 = 8$ となります。

9. よって、接線の方程式は $y - 6 = 8(x - 3)$ となり、$y = 8x - 24 + 6 = 8x - 18$ となります。

3. 最終的な答え

38: 8
39: 1
40: 8
したがって、接線の方程式は y=8x18y = 8x - 18 です。

「解析学」の関連問題

問題は、関数 $g(x) = x^2 - 2x + 2$ で定義される曲線 C と、C 上の点 P(t, g(t)) における接線 l について、いくつかの値を求めるものです。 また、関数 $h(x)...

微分積分接線面積関数の最大最小
2025/7/25

$x^3-3x^2+3=k$ の解に関する問題です。$f(x)=x^3-3x^2+3$ とし、kの値によって実数解の個数や範囲が変わります。

三次関数微分極値方程式の解グラフ
2025/7/25

$\lim_{x \to \infty} \frac{x}{e^x}$ を求めよ。

極限ロピタルの定理指数関数
2025/7/25

$\lim_{x \to -\infty} \frac{x}{e^x}$ の極限を求める問題です。

極限ロピタルの定理指数関数
2025/7/25

与えられた極限 $\lim_{x \to +0} \frac{(\log x + 1)^2}{4x}$ を計算します。ここで $\log x$ は自然対数とします。

極限自然対数ロピタルの定理
2025/7/25

定積分 $\int_{1}^{2} 3x^2 dx$ を計算してください。

定積分不定積分微積分学の基本定理arctan
2025/7/25

与えられた極限値を求めます。問題は以下の通りです。 $\lim_{x \to +0} \frac{\log x}{x}$ ここで、$\log x$ は自然対数(底が $e$ の対数)を表します。

極限自然対数発散ロピタルの定理
2025/7/25

$a$ を正の定数とする。曲線 $x = a(\theta - \sin\theta), y = a(1 - \cos\theta)$ $(0 \leq \theta \leq 2\pi)$ 上の点P...

パラメータ表示法線極限微分
2025/7/25

曲線 $C: y = x^3 - kx$ 上の点 $A(a, a^3 - ka)$ における接線 $l_1$ を引く。$l_1$ と $C$ の $A$ 以外の交点を $B$ とする。点 $B$ にお...

接線微分関数の最大最小不等式
2025/7/25

次の極限を計算します。 $\lim_{x \to 0} \frac{-x^2 + \sinh^2(2x)}{4\sinh^2(x)}$

極限ロピタルの定理双曲線関数テイラー展開
2025/7/25