底面がAB=10cm, BC=6cm, CA=8cm, ∠BCA=90°の直角三角形で、高さがOC=8cmである三角錐について、以下の問いに答えます。 (1) 三角錐の体積を求めます。 (2) △OCPの面積が最も小さくなるとき、線分CPの長さを求めます。 (3) 頂点Oから三角錐の側面に沿って点Pまで、辺ACと交わるように紐をかけ、辺ACと紐との交点をQとします。AP=7cmで、紐が最も短くなるようにかけるとき、△OCQの面積と△CPQの面積の和を求めます。ただし、紐の太さや伸び縮みは考えないものとします。
2025/7/21
1. 問題の内容
底面がAB=10cm, BC=6cm, CA=8cm, ∠BCA=90°の直角三角形で、高さがOC=8cmである三角錐について、以下の問いに答えます。
(1) 三角錐の体積を求めます。
(2) △OCPの面積が最も小さくなるとき、線分CPの長さを求めます。
(3) 頂点Oから三角錐の側面に沿って点Pまで、辺ACと交わるように紐をかけ、辺ACと紐との交点をQとします。AP=7cmで、紐が最も短くなるようにかけるとき、△OCQの面積と△CPQの面積の和を求めます。ただし、紐の太さや伸び縮みは考えないものとします。
2. 解き方の手順
(1) 三角錐の体積
三角錐の体積は、 で求められます。
底面積は直角三角形ABCなので、 cm です。
高さはOC=8cmなので、
cm
(2) △OCPの面積が最も小さくなるとき
△OCPの面積が最も小さくなるのは、CPがABに垂直なときです。
△ABCにおいて、 (hはCからABへの垂線の長さ) が成り立ちます。
cm
したがって、CP = 4.8 cmです。
(3) △OCQの面積と△CPQの面積の和
OからPへの最短経路は、展開図上で線分OPとなる場合です。
点Aを中心として、△OACと△CABを展開すると、O, Q, Pが一直線上に並びます。
△ABC∽△PBQより,
PB = AB - AP = 10 - 7 = 3
△OCQの面積 = cm
△CPQの面積 =
であるから
点PからACへ垂線を下ろした点をRとする。
△CPQの面積 = cm
求める面積の和 = 9.6 + 5.04 = 14.64 cm
3. 最終的な答え
(1) 64 cm
(2) 4.8 cm
(3) 14.64 cm