u→+0 のとき、u→0 かつ lnu→−∞ であることに注意します。したがって、この極限は −∞0 の形をしていると見なすことができます。 このことから、極限は0に収束すると考えられます。厳密に証明するために、ロピタルの定理を適用します。
しかし、uを微分すると、u−1/2という項が出てきて、u→0で発散してしまうため、直接ロピタルの定理を適用することは適切ではありません。 lnuu の形の極限を直接評価します。 u→0+のとき、u→0であり、lnu→−∞ です。したがって、lnuu は0に近づきます。 例えば、u=e−2xと置換すると、u→0+のとき、x→∞となり、 lnuu=ln(e−2x)e−2x=−2xe−x=−21xe−xとなります。 x→∞のとき、e−x→0 であり、x→∞であるから、xe−x→0です。 したがって、
limu→+0lnuu=0