方程式 $|x| + 2|x-2| = x + 2$ を解く問題です。

代数学絶対値方程式場合分け
2025/7/21

1. 問題の内容

方程式 x+2x2=x+2|x| + 2|x-2| = x + 2 を解く問題です。

2. 解き方の手順

絶対値記号が含まれるため、場合分けをして考えます。
(i) x<0x < 0 のとき
x=x|x| = -x かつ x2=(x2)=2x|x-2| = -(x-2) = 2-x なので、方程式は
x+2(2x)=x+2-x + 2(2-x) = x + 2
x+42x=x+2-x + 4 - 2x = x + 2
3x+4=x+2-3x + 4 = x + 2
4x=2-4x = -2
x=12x = \frac{1}{2}
しかし、これは x<0x < 0 という条件を満たさないので、この場合は解なしです。
(ii) 0x<20 \le x < 2 のとき
x=x|x| = x かつ x2=(x2)=2x|x-2| = -(x-2) = 2-x なので、方程式は
x+2(2x)=x+2x + 2(2-x) = x + 2
x+42x=x+2x + 4 - 2x = x + 2
x+4=x+2-x + 4 = x + 2
2x=2-2x = -2
x=1x = 1
これは 0x<20 \le x < 2 という条件を満たすので、x=1x = 1 は解の一つです。
(iii) x2x \ge 2 のとき
x=x|x| = x かつ x2=x2|x-2| = x-2 なので、方程式は
x+2(x2)=x+2x + 2(x-2) = x + 2
x+2x4=x+2x + 2x - 4 = x + 2
3x4=x+23x - 4 = x + 2
2x=62x = 6
x=3x = 3
これは x2x \ge 2 という条件を満たすので、x=3x = 3 は解の一つです。

3. 最終的な答え

x=1,3x = 1, 3

「代数学」の関連問題

問題1:直線 $y = 2x + 3$ について、(1)傾きを求めよ、(2)y軸切片を求めよ。 問題2:(1)傾きが3で、y軸切片が-2の直線を求めよ。(2)点A(1, 3)を通り、傾きが2の直線を求...

一次関数直線傾きy切片
2025/7/22

2つの2次関数 $y = x^2 - 2$ と $y = x^2 + 4x + 1$ があり、区間 $t \le x \le 0$ (tは負の定数) におけるそれぞれの最大値を $M$、最小値を $m...

二次関数平行移動最大値最小値平方完成
2025/7/22

(1) 実数 $x$ に関する条件「$x < -1$ または $2 < x$」の否定を求める。 (2) $x$ は実数とする。命題「$|x-2| \le 1$ ならば $|1-x| \le 2$ であ...

命題論理否定対偶必要条件十分条件絶対値
2025/7/22

問題は2つのパートに分かれています。 パート1では、与えられた対数の大小を比較します。具体的には、 (1) $\log_2 10$, $\log_3 10$, $\log_5 10$ (2) $\lo...

対数指数大小比較対数関数指数関数
2025/7/22

問4では、多項式 $p(x) = x^3 + 2x^2 - x - 2$ について、(1) $p(1)$ の値を求め、(2) $p(x)$ を因数分解し、(3) $p(x)=0$ となる $x$ の値...

多項式因数分解方程式解の公式
2025/7/22

多項式 $p(x) = x^3 + 5x^2 + 3x + 2$ が与えられている。 (1) $p(0)$ の値を求めよ。 (2) $p(-1)$ の値を求めよ。 (3) $p(x)$ を $x-1$...

多項式剰余の定理関数の評価
2025/7/22

与えられた式 $x^2 + x - 1 = a(x-1)^2 + b(x-1) + c$ が $x$ についての恒等式となるように、定数 $a$, $b$, $c$ の値を定める問題です。

恒等式多項式係数比較
2025/7/22

問題1は、多項式 $2x^2 + 7x + 9$ を $x + 1$ で割ったときの商と余りを求める問題です。 問題2は、多項式 $4x^3 + 3x - 1$ を $2x + 1$ で割ったときの商...

多項式の割り算余り多項式
2025/7/22

この問題は、多項式の割り算と、与えられた多項式に特定の値を代入することに関する問題です。具体的には、 (1) $2x^2 + 7x + 9$ を $x+1$ で割る。 (2) $4x^3 + 3x -...

多項式割り算剰余の定理因数定理
2025/7/22

問題4は、2次方程式 $ax^2 + bx + c = 0$ ($a \neq 0$) の2つの解を $\alpha, \beta$ とするとき、$\alpha + \beta$ と $\alpha ...

二次方程式解と係数の関係式の計算
2025/7/22