鉄塔の先端に設置された直径20mmの避雷針に風速30m/sの風が当たった際に発生するカルマン渦による音を解析して、風速を検知する方法を問う問題です。ストローハル数は0.2で一定とします。
2025/7/21
1. 問題の内容
鉄塔の先端に設置された直径20mmの避雷針に風速30m/sの風が当たった際に発生するカルマン渦による音を解析して、風速を検知する方法を問う問題です。ストローハル数は0.2で一定とします。
2. 解き方の手順
カルマン渦の周波数 は、ストローハル数 、風速 、代表長さ(ここでは円柱の直径 )を用いて以下の式で表されます。
この式から周波数 を求めます。
問題文より、 、 、 です。これらの値を式に代入します。
したがって、避雷針から発生するカルマン渦による音の周波数は300 Hzです。
具体的な検知方法としては、以下の手順が考えられます。
1. 避雷針付近にマイクロホンを設置し、音を収集します。
2. 収集した音を周波数分析します。
3. もし300 Hz付近の周波数成分が強く検出された場合、風速が30 m/s程度であると判断します。
3. 最終的な答え
避雷針付近にマイクロホンを設置し、音を収集して周波数分析を行い、300 Hz付近の周波数成分が強く検出されれば、風速30 m/sの風が吹いていると判断できます。