2次方程式 $x^2 - (k+4)x + (2k+5) = 0$ が重解を持つような定数 $k$ の値を求め、そのときの重解を求める。

代数学二次方程式判別式重解因数分解
2025/7/21

1. 問題の内容

2次方程式 x2(k+4)x+(2k+5)=0x^2 - (k+4)x + (2k+5) = 0 が重解を持つような定数 kk の値を求め、そのときの重解を求める。

2. 解き方の手順

2次方程式が重解を持つ条件は、判別式 D=0D = 0 となることである。この2次方程式の判別式 DD は、
D=(k+4)24(2k+5)D = (k+4)^2 - 4(2k+5)
である。
重解を持つためには、D=0D=0 でなければならないので、
(k+4)24(2k+5)=0(k+4)^2 - 4(2k+5) = 0
k2+8k+168k20=0k^2 + 8k + 16 - 8k - 20 = 0
k24=0k^2 - 4 = 0
(k2)(k+2)=0(k-2)(k+2) = 0
したがって、k=2k = 2 または k=2k = -2 となる。
k=2k=2 のとき、与えられた2次方程式は
x2(2+4)x+(2(2)+5)=0x^2 - (2+4)x + (2(2)+5) = 0
x26x+9=0x^2 - 6x + 9 = 0
(x3)2=0(x-3)^2 = 0
よって、x=3x = 3 (重解)
k=2k=-2 のとき、与えられた2次方程式は
x2(2+4)x+(2(2)+5)=0x^2 - (-2+4)x + (2(-2)+5) = 0
x22x+1=0x^2 - 2x + 1 = 0
(x1)2=0(x-1)^2 = 0
よって、x=1x = 1 (重解)

3. 最終的な答え

k=2k=2 のとき、重解は x=3x=3
k=2k=-2 のとき、重解は x=1x=1

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