(1) $2$ (rad) は、与えられた角度 $0, \frac{\pi}{6}, \frac{\pi}{4}, \frac{\pi}{3}, \frac{\pi}{2}, \frac{2\pi}{3}, \frac{3\pi}{4}, \frac{5\pi}{6}, 2\pi$ のうち、どの2つの角度の間に入るか答える。 (2) $1$ (rad) を度数法に変換したとき、$60^\circ$ をやや下回る大きさであることを、単位円を用いて説明する。 (3) $\pi = 3.14$ とするとき、$\sin 1.57$ と $\cos 3.14$ の値をそれぞれ求める。 (4) $4$ (rad) の動径が第何象限にあるか答える。
2025/7/21
1. 問題の内容
(1) (rad) は、与えられた角度 のうち、どの2つの角度の間に入るか答える。
(2) (rad) を度数法に変換したとき、 をやや下回る大きさであることを、単位円を用いて説明する。
(3) とするとき、 と の値をそれぞれ求める。
(4) (rad) の動径が第何象限にあるか答える。
2. 解き方の手順
(1) 与えられた角度を数値で評価する。 であるから、各角度は以下のようになる。
(rad) は より小さいが、 より大きいので、 と の間にある。
(2) (rad) を度数法に変換するには、 を使う。
は をやや下回る大きさである。
単位円で説明すると、半径が1の円において、弧長が1となる中心角が1ラジアンである。正三角形の一つの内角は60度だが、正三角形の一辺を単位円の半径としたときの弧長は1より大きくなるため、中心角が1ラジアンのときは60度より小さくなる。
(3)
(4) (rad) について、 である。
であるので、
ではないので第3象限ではない。
よって、 (rad) の動径は第3象限にある。 より、ラジアンはx軸から-2.28だけ回転したところになる。
3. 最終的な答え
(1) と
(2) は をやや下回る。
(3) ,
(4) 第3象限