(1) $2$ (rad) は、与えられた角度 $0, \frac{\pi}{6}, \frac{\pi}{4}, \frac{\pi}{3}, \frac{\pi}{2}, \frac{2\pi}{3}, \frac{3\pi}{4}, \frac{5\pi}{6}, 2\pi$ のうち、どの2つの角度の間に入るか答える。 (2) $1$ (rad) を度数法に変換したとき、$60^\circ$ をやや下回る大きさであることを、単位円を用いて説明する。 (3) $\pi = 3.14$ とするとき、$\sin 1.57$ と $\cos 3.14$ の値をそれぞれ求める。 (4) $4$ (rad) の動径が第何象限にあるか答える。

幾何学三角関数ラジアン度数法単位円象限
2025/7/21

1. 問題の内容

(1) 22 (rad) は、与えられた角度 0,π6,π4,π3,π2,2π3,3π4,5π6,2π0, \frac{\pi}{6}, \frac{\pi}{4}, \frac{\pi}{3}, \frac{\pi}{2}, \frac{2\pi}{3}, \frac{3\pi}{4}, \frac{5\pi}{6}, 2\pi のうち、どの2つの角度の間に入るか答える。
(2) 11 (rad) を度数法に変換したとき、6060^\circ をやや下回る大きさであることを、単位円を用いて説明する。
(3) π=3.14\pi = 3.14 とするとき、sin1.57\sin 1.57cos3.14\cos 3.14 の値をそれぞれ求める。
(4) 44 (rad) の動径が第何象限にあるか答える。

2. 解き方の手順

(1) 与えられた角度を数値で評価する。π3.14\pi \approx 3.14 であるから、各角度は以下のようになる。
0=00 = 0
π63.1460.52\frac{\pi}{6} \approx \frac{3.14}{6} \approx 0.52
π43.1440.79\frac{\pi}{4} \approx \frac{3.14}{4} \approx 0.79
π33.1431.05\frac{\pi}{3} \approx \frac{3.14}{3} \approx 1.05
π23.1421.57\frac{\pi}{2} \approx \frac{3.14}{2} \approx 1.57
2π32×3.1432.09\frac{2\pi}{3} \approx \frac{2 \times 3.14}{3} \approx 2.09
3π43×3.1442.36\frac{3\pi}{4} \approx \frac{3 \times 3.14}{4} \approx 2.36
5π65×3.1462.62\frac{5\pi}{6} \approx \frac{5 \times 3.14}{6} \approx 2.62
2π2×3.14=6.282\pi \approx 2 \times 3.14 = 6.28
22 (rad) は 2.092.09 より小さいが、1.571.57 より大きいので、π2\frac{\pi}{2}2π3\frac{2\pi}{3} の間にある。
(2) 11 (rad) を度数法に変換するには、π rad=180\pi \text{ rad} = 180^\circ を使う。
1 rad=180π1803.1457.31 \text{ rad} = \frac{180^\circ}{\pi} \approx \frac{180^\circ}{3.14} \approx 57.3^\circ
57.357.3^\circ6060^\circ をやや下回る大きさである。
単位円で説明すると、半径が1の円において、弧長が1となる中心角が1ラジアンである。正三角形の一つの内角は60度だが、正三角形の一辺を単位円の半径としたときの弧長は1より大きくなるため、中心角が1ラジアンのときは60度より小さくなる。
(3) sin1.57sinπ2=1\sin 1.57 \approx \sin \frac{\pi}{2} = 1
cos3.14cosπ=1\cos 3.14 \approx \cos \pi = -1
(4) 44 (rad) について、41.27π4 \approx 1.27\pi である。
π3.14\pi \approx 3.14 であるので、
π<4<3π24.71\pi < 4 < \frac{3\pi}{2} \approx 4.71
3π2<4<2π\frac{3\pi}{2} < 4 < 2\pi ではないので第3象限ではない。
よって、44 (rad) の動径は第3象限にある。2π42.282\pi - 4 \approx 2.28 より、44ラジアンはx軸から-2.28だけ回転したところになる。

3. 最終的な答え

(1) π2\frac{\pi}{2}2π3\frac{2\pi}{3}
(2) 180π57.3\frac{180^\circ}{\pi} \approx 57.3^\circ6060^\circ をやや下回る。
(3) sin1.571\sin 1.57 \approx 1, cos3.141\cos 3.14 \approx -1
(4) 第3象限

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