座標平面上に3点 A(1, 2), B(5, 4), C(2, 7) がある。放物線 $y = x^2 + ax + b$ は点 A を通り、線分 BC と点 D で交わっている。三角形 ABD の面積と三角形 ADC の面積の比が 1:2 であるとき、定数 $a, b$ の値を求めよ。

代数学放物線二次関数座標平面連立方程式線分の内分点
2025/7/21

1. 問題の内容

座標平面上に3点 A(1, 2), B(5, 4), C(2, 7) がある。放物線 y=x2+ax+by = x^2 + ax + b は点 A を通り、線分 BC と点 D で交わっている。三角形 ABD の面積と三角形 ADC の面積の比が 1:2 であるとき、定数 a,ba, b の値を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、放物線が点 A(1, 2) を通ることから、aabb の関係式を求める。
2=12+a(1)+b2 = 1^2 + a(1) + b
2=1+a+b2 = 1 + a + b
a+b=1a + b = 1
次に、点 D は線分 BC 上にあるので、ABD:ADC=1:2\triangle ABD : \triangle ADC = 1 : 2 より、BD:DC=1:2BD : DC = 1 : 2 である。点 D の座標を求めるために、線分 BC を 1:2 に内分する点を求める。
点 B(5, 4) と点 C(2, 7) を 1:2 に内分する点 D の座標は、
Dx=25+121+2=10+23=123=4D_x = \frac{2 \cdot 5 + 1 \cdot 2}{1+2} = \frac{10+2}{3} = \frac{12}{3} = 4
Dy=24+171+2=8+73=153=5D_y = \frac{2 \cdot 4 + 1 \cdot 7}{1+2} = \frac{8+7}{3} = \frac{15}{3} = 5
よって、点 D の座標は (4, 5) である。
点 D(4, 5) は放物線 y=x2+ax+by = x^2 + ax + b 上にあるので、
5=42+a(4)+b5 = 4^2 + a(4) + b
5=16+4a+b5 = 16 + 4a + b
4a+b=114a + b = -11
a+b=1a + b = 14a+b=114a + b = -11 の連立方程式を解く。
4a+b(a+b)=1114a + b - (a + b) = -11 - 1
3a=123a = -12
a=4a = -4
b=1a=1(4)=5b = 1 - a = 1 - (-4) = 5
よって、a=4a = -4 , b=5b = 5 である。

3. 最終的な答え

a=4,b=5a = -4, b = 5
選択肢(2)が正解。

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