与えられた数列の総和を求めます。具体的には、$\sum_{k=1}^{n} (k-1)(k+2)$ を計算します。

代数学数列総和シグマ展開因数分解公式
2025/7/21

1. 問題の内容

与えられた数列の総和を求めます。具体的には、k=1n(k1)(k+2)\sum_{k=1}^{n} (k-1)(k+2) を計算します。

2. 解き方の手順

まず、(k1)(k+2)(k-1)(k+2) を展開します。
(k1)(k+2)=k2+2kk2=k2+k2(k-1)(k+2) = k^2 + 2k - k - 2 = k^2 + k - 2
次に、k=1n(k2+k2)\sum_{k=1}^{n} (k^2 + k - 2) を計算します。\sum の性質より、各項に分解できます。
k=1n(k2+k2)=k=1nk2+k=1nkk=1n2\sum_{k=1}^{n} (k^2 + k - 2) = \sum_{k=1}^{n} k^2 + \sum_{k=1}^{n} k - \sum_{k=1}^{n} 2
k=1nk2=n(n+1)(2n+1)6\sum_{k=1}^{n} k^2 = \frac{n(n+1)(2n+1)}{6}
k=1nk=n(n+1)2\sum_{k=1}^{n} k = \frac{n(n+1)}{2}
k=1n2=2n\sum_{k=1}^{n} 2 = 2n
これらを代入して、
k=1n(k2+k2)=n(n+1)(2n+1)6+n(n+1)22n\sum_{k=1}^{n} (k^2 + k - 2) = \frac{n(n+1)(2n+1)}{6} + \frac{n(n+1)}{2} - 2n
共通因数 nn でくくると、
n((n+1)(2n+1)6+n+122)n \left( \frac{(n+1)(2n+1)}{6} + \frac{n+1}{2} - 2 \right)
括弧の中を通分して整理すると、
n((n+1)(2n+1)+3(n+1)126)=n(2n2+3n+1+3n+3126)=n(2n2+6n86)n \left( \frac{(n+1)(2n+1) + 3(n+1) - 12}{6} \right) = n \left( \frac{2n^2 + 3n + 1 + 3n + 3 - 12}{6} \right) = n \left( \frac{2n^2 + 6n - 8}{6} \right)
=n(n2+3n43)=n(n2+3n4)3= n \left( \frac{n^2 + 3n - 4}{3} \right) = \frac{n(n^2 + 3n - 4)}{3}
さらに、n2+3n4n^2 + 3n - 4 を因数分解すると、
n2+3n4=(n+4)(n1)n^2 + 3n - 4 = (n+4)(n-1)
したがって、
n(n2+3n4)3=n(n+4)(n1)3\frac{n(n^2 + 3n - 4)}{3} = \frac{n(n+4)(n-1)}{3}

3. 最終的な答え

n(n1)(n+4)3\frac{n(n-1)(n+4)}{3}

「代数学」の関連問題

2次関数 $y = 2x^2 - 4ax - a + 1$ で表される放物線 $C$ について、以下の問いに答える。 (1) $x = -\frac{1}{2}$ のときの $y$ の値を求める。また...

二次関数放物線平方完成最大値最小値判別式
2025/7/22

折り紙を子供たちに配る問題です。子供の人数を求める必要があります。子供の人数を$x$人とします。1人に5枚ずつ配ろうとすると10枚足りず、1人に3枚ずつ配ると22枚余ります。

一次方程式文章問題数量関係
2025/7/22

$a$ を実数の定数とする。2次関数 $y = 2x^2 - 4ax - a + 1$ について、以下の設問に答えよ。 (1) $x = -\frac{1}{2}$ のとき、$y$ の値を求めよ。また...

二次関数二次方程式グラフ最大値最小値平行移動判別式
2025/7/22

100円硬貨と500円硬貨が合わせて30枚あり、金額の合計が9800円である。100円硬貨の枚数を求める。

方程式文章問題連立方程式
2025/7/22

画像に記載された複数の数学の問題を解きます。

文章問題方程式割合連立方程式平均割合と比
2025/7/22

(1) 歩く速さが分速30m、走る速さが分速150mの人が、自宅から2600m離れた学校に向かいました。最初に歩き、途中から走って行ったところ20分かかりました。走った時間を求めます。 (2) 2人で...

連立方程式文章問題割合食塩水方程式
2025/7/22

画像には10個の小問と、三角形に関する2つの小問があります。

因数分解二次方程式有理化不等式2次関数順列確率三角関数余弦定理正弦定理
2025/7/22

与えられた条件を満たす2次関数を求める問題です。 (1) 頂点が(2, 3)で、点(1, 1)を通る。 (2) 軸がx = -1で、2点(0, 3), (1, 0)を通る。 (3) 3点(-1, 6)...

二次関数2次関数関数方程式
2025/7/22

2次不等式 $-x^2 + 10x - 30 \ge 0$ を解き、選択肢の中から適切なものを選びます。選択肢は「すべての実数」または「解はない」のいずれかです。

二次不等式判別式二次関数グラフ
2025/7/22

2次不等式 $2x^2 - 8x + 9 < 0$ を解き、解がすべての実数であるか、解がないかを答える問題です。

二次不等式判別式二次関数グラフ
2025/7/22