2次関数 $y = 2x^2 - 4ax - a + 1$ で表される放物線 $C$ について、以下の問いに答える。 (1) $x = -\frac{1}{2}$ のときの $y$ の値を求める。また、放物線 $C$ の頂点の $y$ 座標を求める。 (2) $a = 1$ のとき、放物線 $C$ を $x$ 軸方向に $-3$、$y$ 軸方向に $2$ だけ平行移動した放物線の頂点の座標を求める。 (3) $-1 \le a \le 1$ のとき、放物線 $C$ の頂点の $y$ 座標の最小値を求める。 (4) 放物線 $C$ が $x$ 軸の $-1 < x < 1$ の部分と異なる2つの共有点を持つような $a$ の値の範囲を求める。 (5) $0 \le x \le 2$ における $y$ の最大値が4であるとき、$a$ の値を求める。

代数学二次関数放物線平方完成最大値最小値判別式
2025/7/22
はい、承知いたしました。数学の問題を解いていきます。

1. 問題の内容

2次関数 y=2x24axa+1y = 2x^2 - 4ax - a + 1 で表される放物線 CC について、以下の問いに答える。
(1) x=12x = -\frac{1}{2} のときの yy の値を求める。また、放物線 CC の頂点の yy 座標を求める。
(2) a=1a = 1 のとき、放物線 CCxx 軸方向に 3-3yy 軸方向に 22 だけ平行移動した放物線の頂点の座標を求める。
(3) 1a1-1 \le a \le 1 のとき、放物線 CC の頂点の yy 座標の最小値を求める。
(4) 放物線 CCxx 軸の 1<x<1-1 < x < 1 の部分と異なる2つの共有点を持つような aa の値の範囲を求める。
(5) 0x20 \le x \le 2 における yy の最大値が4であるとき、aa の値を求める。

2. 解き方の手順

(1) x=12x = -\frac{1}{2}y=2x24axa+1y = 2x^2 - 4ax - a + 1 に代入する。
y=2(12)24a(12)a+1=2(14)+2aa+1=12+a+1=a+32y = 2(-\frac{1}{2})^2 - 4a(-\frac{1}{2}) - a + 1 = 2(\frac{1}{4}) + 2a - a + 1 = \frac{1}{2} + a + 1 = a + \frac{3}{2}
よって、解答番号7はイ。
次に、放物線 CC の頂点の yy 座標を求めるために、y=2x24axa+1y = 2x^2 - 4ax - a + 1 を平方完成する。
y=2(x22ax)a+1=2(x22ax+a2a2)a+1=2(xa)22a2a+1y = 2(x^2 - 2ax) - a + 1 = 2(x^2 - 2ax + a^2 - a^2) - a + 1 = 2(x - a)^2 - 2a^2 - a + 1
頂点の yy 座標は 2a2a+1-2a^2 - a + 1 である。よって、解答番号8はイ。
(2) a=1a = 1 のとき、y=2x24xy = 2x^2 - 4x である。
平方完成すると、y=2(x22x)=2(x22x+11)=2(x1)22y = 2(x^2 - 2x) = 2(x^2 - 2x + 1 - 1) = 2(x - 1)^2 - 2
頂点は (1,2)(1, -2) である。
これを xx 軸方向に 3-3yy 軸方向に 22 だけ平行移動すると、頂点は (13,2+2)=(2,0)(1 - 3, -2 + 2) = (-2, 0) となる。
よって、解答番号9はイ。
(3) 頂点の yy 座標は 2a2a+1-2a^2 - a + 1 である。f(a)=2a2a+1f(a) = -2a^2 - a + 1 とおく。
1a1-1 \le a \le 1 における f(a)f(a) の最小値を求める。
f(a)=2(a2+12a)+1=2(a2+12a+116116)+1=2(a+14)2+18+1=2(a+14)2+98f(a) = -2(a^2 + \frac{1}{2}a) + 1 = -2(a^2 + \frac{1}{2}a + \frac{1}{16} - \frac{1}{16}) + 1 = -2(a + \frac{1}{4})^2 + \frac{1}{8} + 1 = -2(a + \frac{1}{4})^2 + \frac{9}{8}
a=1a = -1 のとき、f(1)=2(1)2(1)+1=2+1+1=0f(-1) = -2(-1)^2 - (-1) + 1 = -2 + 1 + 1 = 0
a=1a = 1 のとき、f(1)=2(1)21+1=2f(1) = -2(1)^2 - 1 + 1 = -2
a=14a = -\frac{1}{4} のとき、f(14)=98f(-\frac{1}{4}) = \frac{9}{8}
1a1-1 \le a \le 1 なので、a=1a = 1 のとき最小値 2-2 をとる。よって、解答番号10はア。
(4) y=2x24axa+1y = 2x^2 - 4ax - a + 1xx 軸の 1<x<1-1 < x < 1 の部分と異なる2つの共有点を持つ条件を求める。
f(x)=2x24axa+1f(x) = 2x^2 - 4ax - a + 1 とおく。
(i) 判別式 D>0D > 0
D=(4a)24(2)(a+1)=16a2+8a8>0D = (-4a)^2 - 4(2)(-a + 1) = 16a^2 + 8a - 8 > 0
2a2+a1>02a^2 + a - 1 > 0
(2a1)(a+1)>0(2a - 1)(a + 1) > 0
a<1a < -1 または a>12a > \frac{1}{2}
(ii) 軸 1<4a4<1-1 < \frac{4a}{4} < 1
1<a<1-1 < a < 1
(iii) f(1)>0f(-1) > 0
2(1)24a(1)a+1>02(-1)^2 - 4a(-1) - a + 1 > 0
2+4aa+1>02 + 4a - a + 1 > 0
3a+3>03a + 3 > 0
a>1a > -1
(iv) f(1)>0f(1) > 0
2(1)24a(1)a+1>02(1)^2 - 4a(1) - a + 1 > 0
24aa+1>02 - 4a - a + 1 > 0
5a+3>0-5a + 3 > 0
a<35a < \frac{3}{5}
(i)〜(iv)より、12<a<35\frac{1}{2} < a < \frac{3}{5}。 よって、解答番号11はエ。
(5) 0x20 \le x \le 2 における yy の最大値が4であるとき、aa の値を求める。
y=2(xa)22a2a+1y = 2(x - a)^2 - 2a^2 - a + 1
軸は x=ax = a である。
(i) a<0a < 0 のとき、x=0x = 0 で最大値をとる。
y=2(0a)22a2a+1=2a22a2a+1=a+1=4y = 2(0 - a)^2 - 2a^2 - a + 1 = 2a^2 - 2a^2 - a + 1 = -a + 1 = 4
a=3a = -3
これは a<0a < 0 を満たす。
(ii) 0a20 \le a \le 2 のとき
(a) a1a \le 1 のとき、x=2x = 2 で最大値をとる。
y=2(2a)22a2a+1=2(44a+a2)2a2a+1=88a+2a22a2a+1=9a+9=4y = 2(2 - a)^2 - 2a^2 - a + 1 = 2(4 - 4a + a^2) - 2a^2 - a + 1 = 8 - 8a + 2a^2 - 2a^2 - a + 1 = -9a + 9 = 4
9a=5-9a = -5
a=59a = \frac{5}{9}
これは 0a10 \le a \le 1 を満たす。
(b) a>1a > 1 のとき、x=0x = 0 で最大値をとる。
y=2(0a)22a2a+1=2a22a2a+1=a+1=4y = 2(0 - a)^2 - 2a^2 - a + 1 = 2a^2 - 2a^2 - a + 1 = -a + 1 = 4
a=3a = -3
これは a>1a > 1 を満たさない。
(iii) a>2a > 2 のとき、x=0x = 0 で最大値をとる。
y=2(0a)22a2a+1=2a22a2a+1=a+1=4y = 2(0 - a)^2 - 2a^2 - a + 1 = 2a^2 - 2a^2 - a + 1 = -a + 1 = 4
a=3a = -3
これは a>2a > 2 を満たさない。
よって、a=3a = -3 または a=59a = \frac{5}{9}
選択肢より、a=59a = \frac{5}{9} が答えとなる。 よって、解答番号12はエ。

3. 最終的な答え

7: イ
8: イ
9: イ
10: ア
11: エ
12: エ

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