(1) 不等式 $x^2 + y^2 \le |x| + |y|$ の表す領域の面積を求める。 (2) 連立不等式 $\begin{cases} x^2 + y^2 - 6|x| - 6y \le 0 \\ y - x \le 6 \end{cases}$ の表す領域の面積を求める。
2025/7/21
1. 問題の内容
(1) 不等式 の表す領域の面積を求める。
(2) 連立不等式
の表す領域の面積を求める。
2. 解き方の手順
(1) について:
まず、この不等式は と について対称性があるので、第1象限 (, ) の領域を考えて、それを4倍すれば良い。
第1象限では、, なので、
これは、中心 、半径 の円の内部を表す。
, の範囲では、円の が領域に含まれる。
その面積は
したがって、全体の面積は 。円弧と 軸で囲まれた三角形を考慮する必要があります。円の中心と原点を結ぶ直線は であり、この円は 軸, 軸とそれぞれ , で交わるため、領域は円の と、軸と軸に囲まれた正方形に含まれます。正方形の面積から円の面積を引くと、。
求める面積は4倍するととなる。
しかし、 が正の場合のみ考えるので、円の中心、半径の円の内部で、第一象限の部分。円の半径はなので、中心からの距離が以内の領域。
別の解法:
に絶対値記号が付いているため、領域は 軸と 軸に関して対称である。
したがって、第一象限 () の部分の面積を求めて、それを4倍すればよい。
第一象限では、, なので、, であるから、
これは、中心 , 半径 の円の内部である。この円は原点を通る。
第一象限における面積は、中心角がの扇形なので、面積は 。
したがって、全体の面積は となる。
(2) について:
は、 であり、 について、 の場合と の場合に分けて考える。
(i) のとき、
これは、中心 、半径 の円の内部を表す。
(ii) のとき、
これは、中心 、半径 の円の内部を表す。
したがって、これらの円と直線 で囲まれた領域の面積を求める。
2つの円は、 軸に関して対称である。
直線 は、円 の中心 を通る。
また、 は円 の中心 を通る。
それぞれの円において、直線は円を半円に分ける。
したがって、求める領域の面積は、2つの半円の面積の和になるので、
。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(1)の答えは です。
(2) の答えは です。
最終解答
(1)
(2)
(1) について
領域は.
のとき, なので, .
これは, 中心(1/2, 1/2) 半径 の円. 第一象限にあるこの円の面積は .
同様に, 他の象限も同様に計算すると, 全体の面積は
x>=0, y<=0のとき, なので, .
最終解答
(1)
(2)
(1) の答えは
(2) の答えは
回答を修正します。
(1) を満たす領域の面積を求めます。
第一象限では、なので、. これを整理すると .
この円は中心、半径で、原点を通ります。
この円が第一象限にある部分の面積はです。
しかし、円は を切るため、面積は単純に4倍ではありません.
.
とすると だから .
同様に とすると .
したがって, 正方形-4*面積/8 =面積
答えは2
(2)について
について:
は、 であり、 について、 の場合と の場合に分けて考える。
(i) のとき、
これは、中心 、半径 の円の内部を表す。
(ii) のとき、
これは、中心 、半径 の円の内部を表す。
したがって、これらの円と直線 で囲まれた領域の面積を求める。
2つの円は、 軸に関して対称である。
直線 は、円 の中心 を通る。
また、 は円 の中心 を通る。
それぞれの円において、直線は円を半円に分ける。
したがって、求める領域の面積は、2つの半円の面積の和になるので、
。
最終解答
(1) 2
(2)
1. 問題の内容
(1) 不等式 が表す領域の面積を求める。
(2) 連立不等式
が表す領域の面積を求める。
2. 解き方の手順
(1)
絶対値記号があるので、領域を4つに分けて考える。
I. のとき、.
これは中心, 半径の円である。
II. のとき、.
これは中心, 半径の円である。
III. のとき、.
これは中心, 半径の円である。
IV. のとき、.
これは中心, 半径の円である。
4つの円はすべて原点を通る。各円の面積は。
領域は4つの円を合わせたものになる。各円の面積の1/2が領域に含まれるので、面積は
.
(2)
I. のとき、.
中心、半径の円。
II. のとき、.
中心、半径の円。
直線はそれぞれの円の中心を通る。したがって、2つの半円で構成される。
面積は.
3. 最終的な答え
(1)
(2)