三角形ABCにおいて、$a = \sqrt{2}$, $c = 1+\sqrt{3}$, $B = 45^\circ$ が与えられているとき、残りの辺の長さ $b$ と角 $A$, $C$ を求める問題です。

幾何学三角形余弦定理正弦定理辺と角の関係三角比
2025/7/22

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、a=2a = \sqrt{2}, c=1+3c = 1+\sqrt{3}, B=45B = 45^\circ が与えられているとき、残りの辺の長さ bb と角 AA, CC を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、余弦定理を用いて辺 bb の長さを求めます。余弦定理は
b2=a2+c22accosBb^2 = a^2 + c^2 - 2ac\cos B
です。
与えられた値を代入すると、
b2=(2)2+(1+3)22(2)(1+3)cos45b^2 = (\sqrt{2})^2 + (1+\sqrt{3})^2 - 2(\sqrt{2})(1+\sqrt{3})\cos 45^\circ
b2=2+(1+23+3)22(1+3)22b^2 = 2 + (1+2\sqrt{3}+3) - 2\sqrt{2}(1+\sqrt{3})\frac{\sqrt{2}}{2}
b2=6+232(1+3)b^2 = 6 + 2\sqrt{3} - 2(1+\sqrt{3})
b2=6+23223b^2 = 6 + 2\sqrt{3} - 2 - 2\sqrt{3}
b2=4b^2 = 4
したがって、b=2b = 2 です。
次に、正弦定理を用いて角 AA を求めます。正弦定理は
asinA=bsinB\frac{a}{\sin A} = \frac{b}{\sin B}
です。
与えられた値を代入すると、
2sinA=2sin45\frac{\sqrt{2}}{\sin A} = \frac{2}{\sin 45^\circ}
2sinA=222\frac{\sqrt{2}}{\sin A} = \frac{2}{\frac{\sqrt{2}}{2}}
2sinA=222\frac{\sqrt{2}}{\sin A} = \frac{2 \cdot 2}{\sqrt{2}}
2sinA=22\frac{\sqrt{2}}{\sin A} = 2\sqrt{2}
sinA=222=12\sin A = \frac{\sqrt{2}}{2\sqrt{2}} = \frac{1}{2}
したがって、A=30A = 30^\circ または A=150A = 150^\circ です。
もし A=150A = 150^\circ なら、A+B=150+45=195>180A + B = 150^\circ + 45^\circ = 195^\circ > 180^\circ となり、三角形の内角の和が 180180^\circ であることに矛盾するため、A=30A = 30^\circ です。
最後に、三角形の内角の和が 180180^\circ であることを用いて、角 CC を求めます。
A+B+C=180A + B + C = 180^\circ
30+45+C=18030^\circ + 45^\circ + C = 180^\circ
C=1803045C = 180^\circ - 30^\circ - 45^\circ
C=105C = 105^\circ

3. 最終的な答え

b=2b = 2, A=30A = 30^\circ, C=105C = 105^\circ

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