## 問題の解答

解析学極限微分対数関数ロピタルの定理テイラー展開自然対数の底
2025/7/22
## 問題の解答
画像に掲載されている4つの数学の問題を解きます。
**Q17.** limx0sinxx\lim_{x \to 0} \frac{\sin x}{x} の値を求めます。
**Q18.** 関数 y=lnxy = \ln x (x>0x > 0) の増減および凹凸を調べます。
**Q19.** limn(1+1n)n\lim_{n \to \infty} \left(1 + \frac{1}{n}\right)^n の値を求めます。
**Q20.** limx0ex1x\lim_{x \to 0} \frac{e^x - 1}{x} の値を求めます。
## 解き方の手順
**Q17.**
limx0sinxx\lim_{x \to 0} \frac{\sin x}{x} は、ロピタルの定理を使うか、または基本的な極限として知られています。
ロピタルの定理を使う場合、分子と分母をそれぞれ微分します。
limx0sinxx=limx0cosx1=cos0=1\lim_{x \to 0} \frac{\sin x}{x} = \lim_{x \to 0} \frac{\cos x}{1} = \cos 0 = 1
**Q18.**
関数 y=lnxy = \ln x (x>0x > 0) の増減と凹凸を調べます。
まず、導関数を求めます。
y=1xy' = \frac{1}{x}
y=1x2y'' = -\frac{1}{x^2}
x>0x > 0 のとき、y=1x>0y' = \frac{1}{x} > 0 なので、関数は増加します。
x>0x > 0 のとき、y=1x2<0y'' = -\frac{1}{x^2} < 0 なので、関数は上に凸です。
**Q19.**
limn(1+1n)n\lim_{n \to \infty} \left(1 + \frac{1}{n}\right)^n は、自然対数の底 ee の定義として知られています。
limn(1+1n)n=e2.718\lim_{n \to \infty} \left(1 + \frac{1}{n}\right)^n = e \approx 2.718
**Q20.**
limx0ex1x\lim_{x \to 0} \frac{e^x - 1}{x} は、ロピタルの定理を使うか、または exe^x のテイラー展開を用いることで計算できます。
ロピタルの定理を使う場合、分子と分母をそれぞれ微分します。
limx0ex1x=limx0ex1=e0=1\lim_{x \to 0} \frac{e^x - 1}{x} = \lim_{x \to 0} \frac{e^x}{1} = e^0 = 1
## 最終的な答え
**Q17.** 1
**Q18.**

2. 増加・上に凸

**Q19.**

4. 約2.718

**Q20.**

3. 1

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