行列 $E-X$ が正則であるとき、以下の等式が成り立つことを示す問題です。ここで $E$ は単位行列、$X$ はある行列、$k$ は正の整数です。 $$E + X + X^2 + \dots + X^k = (E-X)^{-1}(E-X^{k+1}) = (X^{k+1} - E)(X-E)^{-1}$$
2025/7/22
1. 問題の内容
行列 が正則であるとき、以下の等式が成り立つことを示す問題です。ここで は単位行列、 はある行列、 は正の整数です。
2. 解き方の手順
まず、左辺と中央の式が等しいことを示します。
したがって、
が正則なので、両辺に左から をかけると、
次に、左辺と右端の式が等しいことを示します。
したがって、
が正則なので、両辺に右から をかけると、
以上より、