与えられた2次方程式 $4x^2 + 4x - 7 = 0$ (式1) と絶対値を含む方程式 $|2x/3 - a| = a$ (式2) について、以下の問題を解く。 (1) 式1を平方完成し、$\boxed{ア}(x + \boxed{イ})^2 = \boxed{エ} \sqrt{\boxed{オ}}$の形で表す。 (2) 方程式1の解の個数から、方程式 $| \frac{2}{3}x-a| = a$ が解を持つような $a$ の範囲を求める。 (3) 数直線上に式1と式2の解を書き込み、解の個数が3個になるときの様子を表現する図を選択する。 (4) 式1または式2を満たすxの値の個数が3個となるような $a$ の値を求める。

代数学二次方程式絶対値平方完成数式処理解の個数不等式
2025/7/22

1. 問題の内容

与えられた2次方程式 4x2+4x7=04x^2 + 4x - 7 = 0 (式1) と絶対値を含む方程式 2x/3a=a|2x/3 - a| = a (式2) について、以下の問題を解く。
(1) 式1を平方完成し、(x+)2=\boxed{ア}(x + \boxed{イ})^2 = \boxed{エ} \sqrt{\boxed{オ}}の形で表す。
(2) 方程式1の解の個数から、方程式 23xa=a| \frac{2}{3}x-a| = a が解を持つような aa の範囲を求める。
(3) 数直線上に式1と式2の解を書き込み、解の個数が3個になるときの様子を表現する図を選択する。
(4) 式1または式2を満たすxの値の個数が3個となるような aa の値を求める。

2. 解き方の手順

(1)
式1の左辺を平方完成する。
4x2+4x7=4(x2+x)7=4(x2+x+14)4(14)7=4(x+12)217=4(x+12)284x^2 + 4x - 7 = 4(x^2 + x) - 7 = 4(x^2 + x + \frac{1}{4}) - 4(\frac{1}{4}) - 7 = 4(x + \frac{1}{2})^2 - 1 - 7 = 4(x + \frac{1}{2})^2 - 8
したがって、式1は 4(x+12)2=84(x + \frac{1}{2})^2 = 8と変形できる。
さらに、4(x+12)2=84(x + \frac{1}{2})^2 = 8(x+12)2=2(x + \frac{1}{2})^2 = 2 とする。
すると、x+12=±2x + \frac{1}{2} = \pm \sqrt{2}となる。
=4,=12,=8,=±,=2ア = 4, イ = \frac{1}{2}, ウ = 8, エ = \pm, オ = 2
(2)
方程式1の解の個数は2個である。
4(x+12)2=84(x + \frac{1}{2})^2 = 8 より、(x+12)2=2(x + \frac{1}{2})^2 = 2 となる。
(x+12)2=2(x + \frac{1}{2})^2 = 2 から x+12=±2x + \frac{1}{2} = \pm \sqrt{2}となり、x=12±2x = -\frac{1}{2} \pm \sqrt{2} と2つの実数解を持つ。
方程式2は 23xa=a| \frac{2}{3}x-a| = a である。
aa は正である必要がある。なぜならば、絶対値は常に0以上だからである。
また、方程式2の解が存在するような aa の範囲は a>0a > 0 である。
a>0a>0 の時、23xa=a|\frac{2}{3}x-a| = a23xa=a\frac{2}{3}x - a = aまたは 23xa=a\frac{2}{3}x - a = -a となる。
23xa=a\frac{2}{3}x - a = a より、23x=2a\frac{2}{3}x = 2a となり、x=3ax = 3a
23xa=a\frac{2}{3}x - a = -a より、23x=0\frac{2}{3}x = 0 となり、x=0x = 0
よって、方程式2は x=3a,0x = 3a, 0 の2つの解を持つ。
(3)
方程式1の解は x=12+2,122x = -\frac{1}{2} + \sqrt{2}, -\frac{1}{2} - \sqrt{2} である。
方程式2の解は x=0,3ax = 0, 3a である。
aa を大きくしていくと、解の個数が3個となるのは、3a=12+23a = -\frac{1}{2} + \sqrt{2} または 3a=1223a = -\frac{1}{2} - \sqrt{2} が成り立つ時である。
しかし、a>0a>0 であるので、3a=1223a = -\frac{1}{2} - \sqrt{2} は成り立たない。
3a=12+23a = -\frac{1}{2} + \sqrt{2} となる時、方程式1と方程式2は解を共有するので、解の個数は3個となる。
数直線上では、方程式1の解を・、方程式2の解を○で表し、一致しているときは◎で表す。
正しい図は③である。
(4)
方程式1または方程式2を満たす解の個数が3個となるような aa の値は、3a=12+23a = -\frac{1}{2} + \sqrt{2} のときである。
a=12+23=16+23=1+226a = \frac{-\frac{1}{2} + \sqrt{2}}{3} = -\frac{1}{6} + \frac{\sqrt{2}}{3} = \frac{-1+2\sqrt{2}}{6}.
したがって、
a=1+226=16+262=1+226a = \frac{-1 + 2\sqrt{2}}{6} = \frac{-1}{6} + \frac{2}{6}\sqrt{2} = \frac{-1+2\sqrt{2}}{6}
したがって、コ=-1, サ=2, シ=2, ス=2, セ=6となる。

3. 最終的な答え

(1) ア=4, イ=1/2, ウ=8, エ=, オ=2
(2) カ=1
(3) キ=3
(4) a = (-1+2√2)/6

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