数列$\{a_n\}$ の一般項が $a_n = -3n + 7$ で与えられているとき、以下の問いに答える。 (1) 数列$\{a_n\}$ が等差数列であることを証明し、その初項と公差を求める。 (2) 一般項が $c_n = a_{3n}$ である数列$\{c_n\}$ が等差数列であることを証明し、その初項と公差を求める。
2025/7/22
1. 問題の内容
数列 の一般項が で与えられているとき、以下の問いに答える。
(1) 数列 が等差数列であることを証明し、その初項と公差を求める。
(2) 一般項が である数列 が等差数列であることを証明し、その初項と公差を求める。
2. 解き方の手順
(1) 数列 が等差数列であることを示すには、 が に依存しない定数になることを示せばよい。
であるから、
\begin{align*}
a_{n+1} - a_n &= (-3n + 4) - (-3n + 7) \\
&= -3n + 4 + 3n - 7 \\
&= -3
\end{align*}
これは に依存しない定数であるから、数列 は等差数列である。
初項は であり、公差は である。
(2) 数列 が等差数列であることを示すには、 が に依存しない定数になることを示せばよい。
である。
したがって、 であるから、
\begin{align*}
c_{n+1} - c_n &= (-9n - 2) - (-9n + 7) \\
&= -9n - 2 + 9n - 7 \\
&= -9
\end{align*}
これは に依存しない定数であるから、数列 は等差数列である。
初項は であり、公差は である。
3. 最終的な答え
(1) 数列 は等差数列であり、初項は4、公差は-3である。
(2) 数列 は等差数列であり、初項は-2、公差は-9である。