ある中学校の吹奏楽部には、1年生から3年生までの生徒が合わせて43人所属しています。1年生は3年生の1.5倍であり、2年生は1年生より少なく3年生より多いとき、2年生の人数を求めます。

代数学連立方程式不等式文章問題
2025/7/22

1. 問題の内容

ある中学校の吹奏楽部には、1年生から3年生までの生徒が合わせて43人所属しています。1年生は3年生の1.5倍であり、2年生は1年生より少なく3年生より多いとき、2年生の人数を求めます。

2. 解き方の手順

まず、各学年の人数をそれぞれ x,y,zx, y, z とします。
問題文より、以下の3つの式を立てることができます。
* x+y+z=43x + y + z = 43 (1年生、2年生、3年生の合計人数)
* x=1.5zx = 1.5z (1年生は3年生の1.5倍)
* z<y<xz < y < x (2年生は1年生より少なく3年生より多い)
x=1.5zx = 1.5zx+y+z=43x + y + z = 43 に代入すると、
1.5z+y+z=431.5z + y + z = 43
2.5z+y=432.5z + y = 43
y=432.5zy = 43 - 2.5z
z<y<xz < y < x より、z<432.5z<1.5zz < 43 - 2.5z < 1.5z が成り立ちます。
まず、z<432.5zz < 43 - 2.5z について考えます。
3.5z<433.5z < 43
z<433.5=86712.29z < \frac{43}{3.5} = \frac{86}{7} \approx 12.29
次に、432.5z<1.5z43 - 2.5z < 1.5z について考えます。
43<4z43 < 4z
z>434=10.75z > \frac{43}{4} = 10.75
したがって、10.75<z<12.2910.75 < z < 12.29 となります。
zz は人数なので整数である必要があります。したがって、z=11z = 11 または z=12z = 12 です。
(i) z=11z = 11 のとき、
x=1.5z=1.5×11=16.5x = 1.5z = 1.5 \times 11 = 16.5 となり、人数が整数でないので不適です。
(ii) z=12z = 12 のとき、
x=1.5z=1.5×12=18x = 1.5z = 1.5 \times 12 = 18
y=432.5z=432.5×12=4330=13y = 43 - 2.5z = 43 - 2.5 \times 12 = 43 - 30 = 13
このとき、z<y<xz < y < x つまり 12<13<1812 < 13 < 18 を満たします。

3. 最終的な答え

2年生の人数は 13 人です。

「代数学」の関連問題

画像に書かれた以下の数学の問題を解きます。 * $\log_{10} 5$ (ただし、$\log_{10} 2 = 0.3010$ とする) * $\log_{10} \frac{1}{100...

対数指数計算
2025/7/23

定理3.2.3とその証明の一部が示されています。 (1) 2つの行を入れ替えると行列式は-1倍になることを示しています。 (2) 2つの行が等しい行列の行列式は0であることを示唆しています。

行列式線形代数行列
2025/7/23

与えられた連立方程式を解き、$x$と$y$の値を求めます。

連立方程式一次方程式
2025/7/23

連立方程式 $3x + 2y = x + 3y = 7$ を解いて、$x$ と $y$ の値を求めます。

連立方程式方程式解の求め方
2025/7/23

与えられた6つの行列の積を計算します。

行列行列の積線形代数
2025/7/23

次の連立方程式を解きます。 $0.06x - 0.1y = 0.04$ $3x - 7y = -2$

連立方程式一次方程式代入法加減法
2025/7/23

以下の4つの連立方程式を解きます。 (1) $ \begin{cases} 0.3x + y = -0.1 \\ 4x + 5y = 7 \end{cases} $ (2) $ \begin{case...

連立方程式一次方程式代入法加減法
2025/7/23

問題は二つあります。 一つ目は、2点 $A(-1, 3)$ と $B(3, 1)$ を通る直線を、$xy$座標上に図示された選択肢から選び出す問題です。 二つ目は、2次関数 $y = 5x^2 + 2...

一次関数二次関数グラフ座標平面放物線
2025/7/23

次の連立方程式を解きます。 $\begin{cases} 3(x - 2y) = 20 - y \\ 2x + y = 9 \end{cases}$

連立方程式代入法加減法方程式
2025/7/23

画像には複数の連立方程式の問題があります。今回は以下の問題(2)を解きます。 $3x + 2y = x + 3y = 7$ これは、$A = B = C$の形をした連立方程式です。

連立方程式一次方程式代入法方程式の解法
2025/7/23