3次関数 $f(x) = x^3 + ax^2 + 2bx$ が、区間 $0 < x < 2$ で極大値と極小値を持つような実数 $a, b$ の条件を求め、$ab$ 座標平面上に図示する問題です。
2025/7/22
1. 問題の内容
3次関数 が、区間 で極大値と極小値を持つような実数 の条件を求め、 座標平面上に図示する問題です。
2. 解き方の手順
(1) まず、 の導関数 を求めます。
(2) が で極大値と極小値を持つためには、 が の範囲に異なる2つの実数解を持つ必要があります。そのため、 の判別式 が正である必要があります。
(3) の2つの解を とします。解と係数の関係より、
の範囲に異なる2つの解を持つための条件は、以下の3つです。
(i) かつ
(ii) かつ
(iii)
(i) かつ を満たす必要があります。
(ii)
(iii)
(4) 以上の条件をまとめると、
(5) 座標平面上に上記の条件を満たす領域を図示します。
は放物線 の下側の領域です。
は 軸より上の領域です。
は直線 より上の領域です。
は と の間の領域です。
これらの条件を全て満たす領域を図示することで、答えとなります。
3. 最終的な答え
条件は以下の通りです。
座標平面上には、これらの不等式が表す領域を図示してください。
放物線 , 直線 , 軸, , で囲まれた領域となります。
放物線と直線の交点は、となり、になるため、a=-6で接しています。
したがって、からの範囲において、かつかつとなる領域となります。